◎近田憲男

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。皆さん、連休中は釣りを楽しんでいることでしょう。というわけで連休絡みの週末の模様から9月下旬の狙い目をピックアップします。トップバッターは注目の相模湾のキハダ・カツオ船からです。

 

 

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
シーズン後半の大型化に期待

 

 相模湾のキハダ・カツオ船は依然好調、連休中も各地でキハダが上がっていますので、21日の模様をダイジェストでお届けします。
 まずは三浦半島出船から。剣崎松輪港の一義丸では30.2キロ、成銀丸では27.4〜32.5キロを2隻で3本、大松丸では24.78キロ。葉山芝崎港の五エム丸では27〜33.6キロを3隻で4本。葉山あぶずり港の秀吉丸では31〜33キロを3本。
 続いて、相模湾出船。小坪港の洋征丸では27.3と31.2キロ。腰越港の蒼信丸では33.7キロ。茅ケ崎港の沖右衛門丸では28.9キロを頭に4隻で5本、ちがさき丸では22.6キロ。平塚港の庄三郎丸ではエビングで34.4キロ、庄治郎丸では30キロ。小田原早川港の平安丸では26キロ。
 さらに内房、勝山港の萬栄丸では29〜34ロを3本。
 そのほか、1.5〜2.5キロ級のカツオかトップ10本前後と引き続き好調です。
 30キロ前後がメインで釣れ上がり、キハダが大型化するシーズン後半は40キロ級も期待できそうです。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

 

 

◎相模湾全域でイナダが狙い目

 

 相模湾でキハダ・カツオ船の次に注目しているのが広範囲で釣れているイナダ船です。船宿よっては青物五目、イナダ五目、ライト五目、ライトイナダ船、ウイリー五目などで看板を掲げていますが、いずれもカンパチ、アジ、サバなどが交じりで釣れています。船宿によってはルアーも同乗できのでジギングでも楽しめます。

 

参照:相模湾腰越港秋田屋

 

 

 

 

◎剣崎沖でコマセ釣りのワラサ好調
内房はマダイとワラサの両狙いや泳がせが狙い目

 

 剣崎沖では船団が形成され、活発な食いをみせる剣崎出船のワラサ。連休中はトップ5〜10本前後で魚影は濃厚、魚探に反応が映ると次づきに竿が絞られる光景は圧巻です。
 内房のワラサはマダイとワラサの両方を狙うスタイルや船宿によりコマセ釣りのほかにアジの泳がせでも狙うことができ、ブリ級のチャンスもあります。

 

参照:三浦半島剣崎間口港喜平治丸

 

 

◎カンネコでアカムツが堅調!
ルアー青物でカツオ回遊中

 

 鹿島沖のカンネコではアカムツが好調。水深120〜140メートルでアタリも多くトップ5尾前後。中には40センチ級を釣り上げた方もいるとのこと。メバル、ドンコ、ムシガレイなどゲストも多彩でクーラーが賑やかになります。
 鹿島沖のルアー青物はカツオが狙い目です。ナブラを追いかけながら釣り、1.5〜2.5キロ級がトップ10本前後。回遊魚なので釣行はお早めに!

 

 

 

◎銚子、飯岡、片貝はヒラメ好調
飯岡の生きエビの一つテンヤが順調

 

 銚子〜片貝のヒラメはトップ2ケタで数釣りのチャンスです。数だけでなく時には大・中型も交じります。
 飯岡沖では生きエビを使った一つテンヤマダイが順調です。優光丸では20日、0.3〜1.2キロを頭9枚。今後も期待しましょう。

 

 

 

 

◎外房一つテンヤマダイが堅実
大原のフグは型数そろって快釣

 

 

 外房大原では一つテンヤマダイは小型の数釣りが楽しめます。アタリが多いので練習にもピッタリ。太東沖ではショウサイフグが30センチ級をメインにトップ50尾前後と快釣です。
 ルアー青物はでラマサやイナダ、シイラ、カツオが上がっています。

 

 

 

◎東京湾はタチウオ、シロギス、
アジ、ハゼ、イシモチと釣り物が多彩

 

 

 東京湾のタチウオはエサ、テンヤ、ルアーとも好調で、数釣りが楽しめます。数釣りでほかにおすすめなのが、シロギスやライトアジ、江戸川放水路のボートハゼです。持ち上がってきたのが本牧沖のイシモチ、良型主体にトップ50尾前後と好調です。
 ほかにはルアー五目が順調です。千葉寒川の守山丸ではキャスティングでサワラ、シーバスなどを狙って出船中です。秋が深まる今後の期待しましょう。

 

 

◎南伊豆で30キロ級のモロコ
神子元島周りではマダイが順調

 

 

 南伊豆手石港の米丸では20日、神子元島周りの水深40〜60メートルで30.12キロのモロコをゲット。神子元島周りの水深50〜70メートルではイサキ交じりでマダイが順調に釣れています。

 

 

 

 

◎夜釣りは鹿島沖のイカ釣り
駿河湾のタチウオが狙い目

 

 

 最後は夜釣りです。 鹿島沖の夜イカはこれまで好調だったマルイカに代わり、スジイカがメインで平均50〜70杯と釣り開始から多点掛けが続いて乗り乗り。イカメタルでも30杯前後と乗り活発で楽しめます。
沼津沖〜田子の浦ではタチウオがおすすめ。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどで狙うことができます。

 

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

 

 さて、いかがでしたか?
 やはり気になるのが相模湾のキハダ・カツオに剣崎沖のワラサでしょうか。連休も残り1日。めいいっぱい楽しみましょう。