◎近田憲男

 

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。今日は富士山でも初冠雪を記録し、都心でも肌寒い朝を迎えましたが、久しぶりの秋晴れで日中は25度を超える夏日となりました。やはり晴れると日中はまだまだ暑いですね。
 さて、週末の模様から9月下旬〜10月上旬の狙い目をピックアップします。まずは注目の相模湾のキハダ・カツオ船からです。

 

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
30キロ前後のキハダが主体

 

 相模湾のキハダ・カツオ船はキハダが大型化するシーズン後半を迎えています。今回も最近となる28日の模様をダイジェストでお届けします。
 まずは三浦半島出船から。剣崎松輪港の大松丸では24.78キロ。葉山あぶずり港の秀吉丸では29キロ、長三朗丸では33キロ、愛正丸では33キロ。
 続いて、相模湾出船。小坪港の洋征丸では33.3キロ。茅ケ崎港の沖右衛門丸では21.5〜33.4キロを3隻で8本、ちがさき丸では35.8キロ。平塚港の庄三郎丸では32.26キロ。小田原早川港の平安丸では28キロ。
 さらに内房、勝山港の萬栄丸では36キロ。
 そのほか、1.5〜2.5キロ級のカツオかトップ3本前後とまだまだいけそう。

 

参照:内房勝山港萬栄丸

 

 

 

◎相模湾の広域でイナダが快釣

 

 相模湾で広範囲で釣れているイナダ。青物五目、イナダ五目、ライト五目、ライトイナダなどで船宿によってメニューは様ざまですが、いずれもイナダがメインでカンパチ、アジ、サバなどが交じりで釣れています。船宿によりルアーも同乗できるためジギングでも楽しめます。

 

 

 

 

◎剣崎沖でコマセ釣りのワラサ好調
内房はマダイとワラサの両狙いで!

 

 剣崎沖のワラサは朝から活発な食いを見せているようです。週末は3〜4キロ級をトップ15本前後で魚影は濃厚でひとたび群れが回遊してくるとダブル、トリプルヒットもしばしば。いよいよ本格化してきました。
 内房はマダイとワラサの両方を狙うスタイル。保田〜勝山沖でマダイを釣り、その後、久里浜沖でワラサを狙い、3キロ級が上がっています。

 

参照:三浦半島剣崎間口港喜平治丸

 

 

 

◎飯岡の一つテンヤマダイが絶好調

 

 

 飯岡沖ではつテンヤマダイが絶好調です。幸丸では28日、0.3〜7.3キロを頭7枚。3キロ以上が船中18枚と中大ダイが数釣れています。

 

参照:九十九里飯岡港幸丸

 

 

 

 

◎大原のフグ爆釣モード持続中
ルアー青物はイナダ〜ワラサが狙い目

 

 太東沖ではショウサイフグが絶好調。30センチ級をメインにトップ80尾の規定数に達してる船宿も。群れ濃く、2段バリにダブルで掛かることもあります。
 ルアー青物はでヒラマサやイナダ、ワラサがジギングで上がっています。なかでも当地でサンパクと呼ばれるイナダとワラサの中間サイズが好調です。

 

 

 

 

◎東京湾はタチウオは大型チャンス!
シロギス、アジ、ハゼがおすすめ

 

 

 東京湾のタチウオはエサ、テンヤ、ルアーとも好調で、連日のように盛況です。おすすめなのが、中ノ瀬のシロギスや横浜沖のライトアジ。そして、江戸川放水路のボートハゼ。伊藤遊船では28日、6〜17センチをトップ399尾。秋の訪れとともにサイズもアップしています。

 

 

◎鹿島沖にカツオの新群れ回遊中
カンネコでアカムツが堅調

 

 

 鹿島沖のルアー青物はカツオが狙い目です。新しい群れが回遊しており、ナブラを追いかけながらジグをキャストし、1.5〜3.5キロ級がトップ10本前後。サイズもアップしてきて、戻りカツオのシーズンとのこと。釣行はお早めに!
 カンネコではアカムツが順調。シケ後の底荒れが心配されたが、水深130〜150メートルでアタリも多くトップ5尾前後。海況が落ち着いてくれば数が期待できそうです。

 

 

 

 

さて、いかがでしたか?
 やはり気になるのが相模湾のキハダ・カツオ。シーズン終盤ですのでお早めの釣行を。剣崎沖のワラサ、相模湾のイナダ、茨城〜外房のルアー青物なども見逃せません。