◎近田憲男

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。10月といえば解禁・開幕、そして釣り物が変わる時期です。そして終盤戦を迎えた相模湾のキハダはどうなるか?
 というわけで、週末の模様から10月1週の狙い目をピックアップします。トップバッターは注目の相模湾のキハダ・カツオ船からです。

 

 

 

◎相模湾のキハダ・カツオ船
40〜50キロ級も上がる!

 

 

 相模湾のキハダ・カツオ船はキハダが大型化するシーズン後半に突入。先週は50キロのキハダが釣れ上がり、迎えた週末はさらなる大物が出るのかどうか注目を集めました。さっそく最新の10月5日の模様をダイジェストでお届けします。
 まずは三浦半島から。三浦半島剣崎間口の喜平治丸でが53.35キロ、剣崎松輪の一義丸では57.95キロ、成銀丸では28.6キロ、大松丸では33.94キロ、長井のはら丸では34キロ、葉山あぶずりの秀吉丸では32キロと48キロ、長三朗丸では51キロと55キロ、小坪の洋征丸では22.1〜33.3キロを船中4本。
 続いて相模湾。茅ケ崎の沖右衛門丸では32.1〜48.4キロを2隻で4本、ちがさき丸では28.5キロと34.8キロ、平塚の庄治郎丸では25.5〜35.3キロを3本、大磯の恒丸では27.3キロ、小田原早川港の平安丸では28キロと48キロ。
 最後は内房。勝山の萬栄丸では30キロ。
 10月に入ってから50キロ級が目立つようになりました。まだまだキハダは釣れていますのでもうしばらくの間、チャンスは続きそうです。

 

参照:三浦半島葉山あぶずり港長三郎朗丸

 

 

 

 

◎三浦半島剣崎ではワラサの食い活発!
相模湾全域で釣れているイナダがおすすめ

 

 

 キハダ・カツオ船の次に注目しているのがいよいよ本格化してきた剣崎沖のワラサ。サイズもよくなってきて3〜4.5キロ級をトップ10本前後。魚影は濃厚なので今後も期待しましょう。
 それから相模湾では広範囲で釣れているイナダ船がおすすめ。船宿よっては青物五目、イナダ五目、LT五目、ライトイナダ船などで看板を掲げていますが、いずれもカンパチ、アジなどが交じり好調です。船宿によってはルアーも便乗して楽しめます。

 

 

 

 

◎南房ではカンパチがスタート
内房でもワラサが好調

 

 洲ノ崎の佐衛美丸では3日からいよいよカンパチがスタート。45センチ級をトップ5本前後。今後も注目していきましょう。
 内房ではワラサが好調です。目下は保田沖の水深50メートル前後で、2.5〜3キロがトップ10本前後。1〜3キロ級のマダイも交じります。

 

 

 

 

◎鹿島沖では10キロのカツオが乱舞
カンネコでアカムツ順調

 

 鹿島沖ではルアー船でカツオが好調。1〜2キロを主体に10キロ前後交じります。カツオの群れは濃いようですが回遊魚ですのでお早めの釣行をおすすめします。
 カンネコではアカムツが好調。水深120〜140メートルでトップ5尾前後。40センチ級も交じるそうです。海況がよくなれば数はのびそうです。ほかにゲストも多彩でムシガレイ、アジ、メバルなどでクーラーが賑やかになります。

参照:茨城県鹿島港幸栄丸

 

 

◎外房のヒラメ全面解禁で好スタート
ルアー青物も好調で10キロ級のヒラマサも!

 

 

 10月1日より外房エリアのヒラメが全面解禁となり、銚子〜外房と広域で楽しめるようになりました。大原では好調な滑り出しで1キロ前後を主体に2〜3キロ級交じりでトップ5枚前後。イワシの回遊があればさらなる大型も期待でそうです。
 外房のルアー青物が好調です。目下はイナダ〜ワラサが主体で、ヒラマサも交じります。勝浦川津港の不動丸では4日、10.47キロのヒラマサが上がりました。秋が深まるに釣れ大型のヒラマサがキャスティング&ジギングで狙えるので楽しみですね。

 

参照:外房大原港勇盛丸

 

 

 

◎東京湾でルアー青物が順調!

 

 

 ルアーというえば東京湾ではルアー五目が順調です。千葉寒川の守山丸や深川の吉野屋、深川のさわ浦丸ではキャスティングでサワラ、イナダ、ワラサなどを狙って出船しています。横浜の渡辺釣船店では、ジギングでイナダ、ワラサを狙います。どちらも見逃せません。

 

 

 

 

◎下田須崎では泳がせでカンパチ、ヒラマサ
南伊豆手石でモロコが順調

 

 

 下田須崎の爪木丸では3日、神子元島周りにて泳がせで26.7キロのヒラマサをキャッチ。さらに南伊豆手石港の愛丸では3日、30.1キロのモロコをゲット。今後も注目していきましょう。

 

 

 さて、いかがでしたか?
 今週も主役はキハダ・カツオです。40〜50キロ級のキハダが連日釣れているこの好期もそろそろ終盤を迎えていま。記録更新を目指しているなら今がチャンスですので、お早めの釣行を。
 それではまた来週お会いしましょう。