◉沖藤武彦

ども。木曜日から伊豆諸島の八丈島に来ていて、夜明けから日没まで船の上で気付けば土曜の朝、ようやく時間ができたらから帰りの飛行機の時間までドローン飛ばそうと思えば、強風ビュービューで空撮どころか自分が飛べるのか心配になってきた沖藤です。

いやはや。

 

▲ちなみに八丈島の主要漁港は空港に近いのでドローンは飛行禁止、3キロほど離れた空き地からフライトさせて遠望を撮ることになります。離着陸およびフライトエリアの下見も必要だったため、今回は断念。

 

このまま飛行機飛ばなかったら、明日の取材は行けないなあと心配していたところ……

 

 

飛びましたっ! がんばれ!地方空港!

で、今回ドローンで空撮できなかった神湊港と釣り宿「アサギク」を、飛行機の窓からパシャ!

▲印のところが「アサギク」。神湊港まですぐです。

 

ちなみに八丈島のアサギクでは、学生が堤防釣りを楽しんでいたり、5日間ぶっ通しで泳がせ釣りにチャレンジしている6人組がいたりと、もう釣り人天国状態でおおにぎわい。

これはもしやと聞いてみれば……みなさん、Gotoトラベル利用だったんです。

同宿では「ビッグホリデー」と提携、6日間の旅程で超お得なプランを提供しているのですが、そこにGotoが加わると、もう、最強のコスパってわけです。

で、地域振興クーポンはアサギクで船代や仕掛けの支払いに使うこともでき、帰りの八丈島空港と東京都ってことで羽田空港でも利用可能。

そりゃ、行きますわ!

「ビッグホリデー」アサギクのプランは

こちら!

 

今回は〝実は冬が面白い八丈の釣り〟をテーマに、関東沿岸ではなかなかお目にかかれないオナガやアオダイ(←これが冬によく釣れるんです)、でっかいカンパチなどなどを「これでもかっ!」ってぐらい撮影しました(追って誌面にてドーンと紹介します)。

 

というわけで、すっかりお世話になったアサギクの河合社長、荒井さん、菊池さんに空の上から感謝して、青空のもと海にくっきり浮かぶ御蔵、三宅、神津、新島、利島、大島を眺めていると、あっと言う間に洲ノ崎上空、剣崎沖のワラサ船団が見えてみました。

 

 

フツーは富士山を含む風景にわーってなるんでしょうけど、釣りオヤジは違います。

 

富士山なんて目もくれず、画面下の小さい点、そう、船の数を数えて「こりゃあ久里浜沖に行ってる船が多いんじゃないか」なんて盛り上がってます。

 

で、久里浜沖上空に差しかかると……

 

 

「おや、久里浜沖は船がばらけはじめてないか?」

「この前行った時も今ぐらいから渋くなったよな〜」などワラサばなしで盛り上がります。

って、昨日までさんざん釣りしてたのにね!

 

で、続いて観音崎の先に見え始めたのが……

 

猿島沖にから観音崎方面に船が並ぶように集まるタチウオ船団。

 

まるで等深線のように見える独特の船団、あの下にタチウオがいるのかなあと思うと、なんとも面白い風景です。

 

で、金沢八景を過ぎて中ノ瀬のアジ船を見つつ、グワーンと高度を下げてあっと言う間に着陸態勢。

 

 

グングン高度を下げて、羽田〜川崎沖でアジかタコか、見覚えのある船が見えたところでドンっと着陸。

 

いや〜あっと言う間だけど面白い空の旅でした。

 

最新号は本誌初

オオニベの表紙

 

さてさて。一昨日に発売された『つり情報11月15日号』の表紙は、なんと「オオニベ」。

 

 

ここ数年、関東地方で増えており、沿岸の鮮魚店などでも見かけるようになってきたオオニベが釣れている現場と、この巨魚の本場・宮崎県の遊漁船や研究者への取材をとおして、追跡しております。

 

実は釣り船、水産、魚類学といった多方面からのアプローチで「釣り」を掘り下げるのは『つり情報』の得意とするところで、現在分かっている知見を読んだあとの現場レポートには、思わず唸らされます。

 

オオニベ、すごいんじゃないか!?

 

また、ハウツーでは鈴木新太郎さんの「沖釣りカレッジ・ライトヒラメ教室」が必読。

私も一緒に釣りをしてみて、まるで手品のようにヒラメを釣る新太郎さんの技を、直に教えてもらっているような構成になっています。

 

また、本誌連動のYouTube動画は、あえて説明不足にならぬよう、長尺の編集にしてあります。誌面とともに濃密編集になっておりますので、ぜひ、ごらんください。

 

あ、そんなこんなで気がつけば土曜の午後、荷物の整理が終わったら、すぐ、明日の準備を始めなくちゃならない沖藤でした。

 

明日は外房で午前・午後、SLJやるぞ〜!

と、アシストフック作っておかなくちゃ。

 

さあ、手洗い、うがい、マスクを忘れず、今週末も楽しんでくださいね!