◎加藤 智晴
こんにちは、エディターKです。
ご存じの方も多いと思いますが、11月の下旬から三浦半島西部でマルイカが釣れてますよね? 私も気になってはいたんですが、まあその~って角栄な感じだったんですよね(どんだけ昭和だっつーの)。
そんなある日、ピピピッとイカ生さんから電話。
「加藤さん、明後日取材ですか?」
「いや、例によって引きこもりですけど」
「小見山さん行きませんか?」
「分かりました」
そんなヤリトリがあったわけです。ここまでマルイカの「マ」の字も出てないんですよ。でも、何を釣りに行こうかというのは暗黙の了解、合点承知の助。
というわけで当日です。お世話になったのはもちろんいち早く乗合船を開始した三浦半島長井新宿港の小見山丸さん。考えてみれば確かに久びさだったのかなぁ~。おそらく今、長井に釣行されるときは横横道路から三浦縦貫道を利用される方がほとんどだと思うんですが、なんとこの三浦縦貫道が知らないうちに延伸されてたんですね。これまでなら終点まで行って左、右って行けば長井の各漁港に行けましたよね。ところが、なんの気なしに終点まで行っちゃうと、見たことあるようなないような、ど田舎の田んぼの畦道に連行されちゃうんです。びっくりしたなぁ~もう(再び昭和ギャグ)。なので、料金所でお金を払ったら(Suica払いが意外に便利だってことをやっと知りました)、林・葉山っていう看板がある次の側道で降りてください。でないと路頭に迷うことになりますよ~。
余談はさておき冬マルです。確か一昨年も12月から好調に釣れたんですが、あのときと同じ感じ? って船長に聞いたら、反応の出方が全然違うと。 ま、詳細は忘れちゃったんで省きますが、とにかく調子がよかったことは確かなようです。
ん、なんで過去形? そう、よくあることで前日から模様がおかしくなっちゃったんですよね。それまで70メートル前後で釣れていたのが90メートルになっちゃったりとか。
そんなわけで恐れをなしてこの日はエレキにしました。それがよくなかったのかなぁ~、イカ生さんを含めてほかの方は流しの度に着実に乗せているのに、こちとらサッパリ。確かにこんな時期にマルイカ釣りに来る方はそれなりの手練れなわけですが、自分だってそこそこやれるつもりではいたんですよ。だけど結果は11杯でスソ。イカ生さんがトップで48杯、ほかの人も軒並み30杯前後を釣っていたから、ちょっと問題ありですよね。
アタリを出せなかったのか見逃していたのか……言い訳はほかにも色いろあるんですが、とにかく舐めてかかるととんでもないことになりますよ、と。私みたいな人を増やさないためにも、じゃあ沖釣りカレッジで深場のマル攻略でもやりますか、と話はまとまりまして。詳細はおそらく年が明けたころの本誌で告知されると思いますが、釣れなくても釣りたい方は、奮ってご応募ください。
帰り際に「年が明けて釣れなくなったらまた取材でお願いしますよ~」って船長に言ったら困った顔してましたね(笑)。
ではまた来週、バイナラ~。