◎近田憲男
12月21日は冬至でした。風邪を引かないようにゆず湯に入ってしっかり温まりましょう。
さて、今週も月曜日がやってまいりました。私個人としては東京湾のシーバスの動向が気になります。
というわけで週末の模様から12月下旬の狙い目をピックアップします。トップバッターはその東京湾から。
東京湾のシーバスジギング船が好調
東京湾のシーバスが好調です。千葉沖には大規模な群れがいて水深10メートル前後のポイントで朝からボイルしています。チャーターボートならコノシロの群れがいるのでビッグベイトでも狙えますし、ジギング船であれば60グラム前後のジグを軽くキャストして斜めに引いてもガンガンアタックしてきます。
日が高くなってからは海ほたるや東京湾アクアラインの周辺でバーチカルなジギングが楽しめます。
東京湾奥川崎のつり幸ではシーバスジギング船で出船、35〜60センチをトップ40尾前後。今後も注目したいと思います。
参照：東京湾奥川崎つり幸
茨城のヒラメは全域で好模様
おすすめは正月用のマダコ
茨城県日立久慈漁港、大洗、鹿島、波崎出船のヒラメが好調です。１キロ前後を主体に３〜５キロ級も交じり、トップ10枚と安定した釣果が魅力です。年末年始はイワシが回遊してくれば「渡り」と呼ばれる大ビラメの期待が高まります。
正月用におすすめなのがマダコ。鹿島や大洗出船では２〜３キロ前後を主体に３〜４キロ級がトップ10杯前後釣れています。
飯岡のハナダイが高位安定
九十九里エリアでは飯岡沖のハナダイに注目しました。飯岡港の隆正丸では20日、飯岡沖の水深30メートルで20〜38センチのハナダイをトップ45枚、イナダ、ウマヅラハギ、メバルも交じり土産も十分です。
外房大原〜勝浦沖のマハタがおもしろい
イワシの泳がせで狙うマハタが順調に釣れています。サイズは1.5〜２キロ級が主体でトップ２〜３尾。マハタ専門船のほかにヒラメ＆マハタ船や、SLJ（スーパーライトジギング）でも釣れています。寒い冬はマハタのしゃぶしゃぶを食べてほっこりしませんか。
南房白浜沖のヤリイカ上昇気配
白浜沖の水深170メートルで25〜45センチのヤリイカがトップ20杯前後。オモリ150号、プラヅノ11センチを使用。この辺りはサバの邪魔もそれほど多くはないのでブランコ仕掛けでＯＫです。追い乗りを狙って２点、３点掛けも期待できます。
参照：南房洲ノ崎栄ノ浦港早川丸
内房は富浦沖のワラサが引き続き好調
勝山出船では富浦沖のワラサがまだまだ釣れています。サイズは３〜４キロ級でトップ５本前後。このサイズが５本も釣れれば大満足でしょう。ハリス切れも多く５〜７キロ級も回遊中です。このまま年を越しそうな勢いがありますね。
内房〜三浦半島のカワハギが狙い目
三浦半島のマルイカにも注目
内房は金谷沖や富浦沖で15〜28センチ前後のカワハギをトップ20枚前後。東京湾奥出船や三浦半島久比里出船では竹岡沖で16〜28センチ前後を頭15枚前後。剣崎出船では剣崎沖で16〜28センチ前後をトップ20枚前後。各地で盛り上がりを見せています。
三浦半島城ケ島沖ではマルイカが好調。いつまで続くか分からないのでお早めの釣行をおすすめします。
相模湾平塚出船のホウボウゲームが開幕
平塚港の庄三郎丸では19日からボウボウがスタート。水深15〜30メートルと比較的浅場で釣るのでエサのほかにルアーで楽しむことができます。サイズは25〜40センチ前後、トップはエサ、ルアーいずれも15尾前後。今後も注目していきましょう。
参照：相模湾平塚港庄三郎丸
東伊豆は初島周りで夜のイカブリ
南伊豆は白浜沖のマダイ＆ワラサ
初島周りでは夜のイカブリが釣れています。４〜５キロ級のワラサがメインでトップ３〜４本、東伊豆網代ではヤリイカを釣ってから、それを生きエサにしてブリ（ワラサ）を狙うリレー釣りが始まりました。サイズアップ期待できそうですし、今後も目が離せません。
南伊豆では白浜沖でマダイ＆ワラサの両狙いで出船。下田須崎港の爪木丸では20日、ワラサ2.5〜３キロをトップ８本、船中16本、マダイ1.5キロが上がった。まだまだワラサは楽しめそうですよ。
駿河湾は夜釣りはタチウオがおすすめ
夜釣りでタチウオが狙い目です。指幅2.5〜５本級を60本前後で高位安定。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも楽しめます。マルイカ＆ヤリイカもそろそろでしょうか？
さていよいよ今年もあとわずか。年末年始の釣行プランは決まっていますか？ 正月用の祝鯛を狙うという方もいるかもしれませんね。まだ決まっていないのであれば今回紹介した釣り物にチャレンジしてみてはいかがでしょう。どれも魅力的な釣り物ものばかりですよ。
