◎近田憲男

 今年も残りあとわずかとなりました。釣り納めはされましたか? 
天気は良さそうですのでチャンスはまだありますよ。
 さて、今週も月曜日がやってまいりました。週末の模様から年末の狙い目をピックアップします。今年最後となる月曜版、今回は個人的に気になるルアー釣りを中心に、開幕した釣り物などをお届けします。

 

鹿島沖で青物フィーバー
8キロ級のブリも出た!

 

 茨城県鹿島沖ではジギングでワラサが好調です。茨城県鹿島港の幸栄丸では27日、2.2〜5.3キロのワラサが一人4〜21本と入れ食い状態だったとか。しかも最大8キロのブリも上がっていて、今後も目が離せません。

参照:茨城県鹿島港幸栄丸

 

九十九里飯岡でカンパチが爆釣
1〜2キロ級が一人平均30本!

 

 秋に盛り上がったルアー船のカンパチですが、年末の爆釣劇をだれが予想できたでしょうか。九十九里飯岡港の幸丸では26日午後、飯岡沖の水深30メートル前後で、1〜2キロのカンパチが一人15〜64本、船中425本。この勢いが年越しまで続くのか要注目です。

 

参照:九十九里飯岡港幸丸

 

 

 

外房はサンマの回遊でルアー青物がチャンス
SLJ(スーパーライトジギング)もおすすめ

 

 外房はサンマが回遊し、青物の活性が上がっているようです。御宿岩和田港の長栄丸では27日、キャスティングで120センチのヒラマサをキャッチ。勝浦川津の新勝丸では同日キャスティングで13.1キロのブリをゲット。アナタも年末ジャンボを狙ってみませんか?
 ルアー青物は少しハードルが高いという方にはSLJがおすすめ。
 大原や勝浦川津、勝浦興津出船で、目下メインとなるのが1.5キロ前後のマハタを筆頭に、キントキ、カサゴなど色いろな魚が釣れるのでビギナーや女性にも人気です。

 

東京湾ではシーバスジギング好調
タチウオジギングも見逃せません

 東京湾のシーバスジギングが好模様です。東京湾奥川崎のつり幸では、千葉沖の水深10メートル前後や海ほたる周辺やアクアランの水深20〜30メートル前後で30〜60センチをトップ30本前後。ほかイナダが交じります。ジグを底まで落として5メートルくらい巻いたら落とすの繰り返し。簡単に釣れるのでおすすめですよ。
 それから東京湾のタチウオも見逃せません。目下は横浜〜本牧沖の水深20〜40メートル前後で良型を狙い、その走水沖の水深60〜70メートルのポイントへ移動し数釣り。走水沖ではエサで好調に釣れる中、ルアーでは反応があるのに口を使わないテクニカルな状況。我こそはというアングラーの方、攻略してみませんか?

 

◎イナダは好調のまま2021年に突入か!?
平塚の浅場のホウボウゲームが狙い目

 

 相模湾で安定して釣れているのがイナダ。コマセ釣りのウイリー仕掛けがメインですが、船宿によってはルアーも同乗でき、ジギングでも釣れています。青物ジギング入門にピッタリです。
 平塚港の庄三郎丸ではホウボウが狙い目です。こちらもエサ釣りに同乗してジギングを楽しむことができます。27日は平塚沖の水深13〜20メートルで、26〜42センチをトップ18尾、エサのトップは9尾とルアーへの反応がよかったようです。
 その平塚港出船ではでタチウオも順調。エサ釣りやテンヤのほかこちらも便乗してジギングで楽しめます。

 

参照:相模湾平塚港庄三郎丸

 

 

◎沼津のマルイカ開幕
安定のタチウオもおすすめ

 沼津周辺の夜釣りではマルイカが狙い目です。駿河湾沼津内港の秀丸では27日、5〜20センチのマルイカがトップ35杯。数を狙うなら直結仕掛けが有利のようですが、ブランコ仕掛け、イカメタルでも釣れています。
 タチウオは指幅2.5〜4.5本級を頭40本前後で安定して釣れています。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも楽しめます。

 

 いかがでしたか? 編集日誌を毎週読んでくださった皆さん、一年間大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください!