◎沖藤武彦

ども。大シケの金曜日、皆さんイカがお過ごしでしょうか。

 

まあ、冬の季節風は仕方ないとして、シケの後に沖の潮が速くなったり、濁ったりしてヤリイカやマルイカの模様が不安定になるのがちょっと心配な沖藤です。いやはや。

年が明けてほぼ1カ月。ここまでの流れを見ると、今年は(も)イカがいい感じです。

 

なかでもヤリイカは相模湾、湾口、南房、外房、銚子、茨城と、ほぼ全域で好調。

 

とはいえ一口に「ヤリイカ釣り」と言っても所変われば品変わるってやつで、なかなか個性的です。

 

せっかくですので、今、関東で釣れている場所(出船エリア)ごとの特徴をザッと紹介してみましょう。

 

★王道・テクニカルに楽しむなら!

・小田原〜相模湾、三浦半島〜内房出船

なにせ上手な方が多いし、専門の船長も多いので、仕掛けや釣り方を教わったり、テクニックを磨くのにイチオシ。ヤリイカ釣りの面白さを満喫、イカマニアになって人生の新たな扉を開くならここ!

 

★のんびり大型を楽しむなら?

・南房〜外房、銚子〜茨城出船

こちらは春の産卵にやってくる大きな群れを狙うので、比較的「いれば釣れる」エリア。場所によっては大流しで、マイペースで釣れます。「いいときだけヤリイカ」という、わがままなアナタに。

 

★寒サバやムツとリレーで楽しむなら

・南房=早朝フラッシャーサビキでムツ釣ってからのヤリイカ


・外房=早朝フラッシャーサビキで寒サバ釣ってからのヤリイカ

 

主客逆転ではありませんが、寒サバやムツが楽しみという「胃袋優先型」に大人気なのが、江見、太海や勝浦方面のリレー乗合。「食べる前に釣る!」本能のおもむくまま、大海に乗り出しましょう。

 

で、最後は「食う」ことよりも「釣る」ことに燃える人におすすめの

 

★三浦半島のヤリイカ泳がせ!

 

ヤリイカを釣ってエサにしてマダイや青物、メダイやイシナギetc.を狙う泳がせ釣りで、食うことよりも「釣り」をトコトン楽しむ向きに最適。そう、お土産よりも「勝負」です。

 

泳がせのテクニックと道具、準備はもちろん、ヤリイカを釣るテクニックも必要、というか一番重要なので、ガチでイカ釣りをしなくてはなりません。

 

言わば陸上の十種競技、海上の総合格闘技ってところなのですが、このヤリイカ泳がせの第一人者といえば、yaccoさんこと小川泰子さん。

 

そのyaccoさんに教わる「沖釣りカレッジ」が、最新号でドーンと紹介されています。

 

 

今回はyaccoさん1人での解説。そのぶん誌上でしっかり、た〜っぷりとレクチャーしていただいております。

 

また、yaccoさんのイカ釣りの動作、ヤリイカ泳がせの所作、それぞれの投入からアタリ、ヤリトリ、取込みまでの一部始終は、2月上旬にYouTubeつり情報チャンネルにて動画配信。

 

ぜひ、本誌をテキストブックに、動画で何回も確認してみてくださいね!

ちなみに、当日は決してアタリが多くなかったのですが、アタリの瞬間、乗りの瞬間の穂先の動きを含め、貴重な瞬間をすべてカメラに押さえてあります。

 

 

フォトコンテスト入選作発表!

 

同じく今号では「沖釣りフォトコンテスト2020」の入選作を発表しております。

 

たくさんのご応募、本当にありがとうございました。

 

作品を整理して審査するだけで、かなりの時間を要しましたが、皆さんの笑顔を何千と見て、ああ、やっぱり釣りはいいよなあ、とあらためて思った次第です。

 

優秀作品に贈られる釣行支援金・合計10万円と、特別賞に各メーカーさんからいただいた釣行支援グッズ(こちらの合計は10万円を軽く超えます)は、入選をお知らせする掲載誌の後に届くよう手配いたします。

 

あらためて誌面を見ると、この「フォトコン」、年に1回のペースで開催してもいいのかも? なんて思い始めています。

 

イカがでしょう?

 

初回でこれだけ作品が集まったのなら、次回はさらに増えて、レベルアップするかも…

 

なんて思いながら、港でばったり出会ったなおちんで「おれのフォトコン」を撮ってみる沖藤でした。

 

作品名「UMAではない」

沖藤武彦(千葉県/53)

 

それでは皆さん、今週末も無理せず、手洗い、うがい、マスクを忘れず、のんびり過ごしてくださいね。

 

私は2月1日に地元よりカサゴ、メバルの解禁に、久し振りの女子カメと一緒に行く予定です。では!