◎沖藤武彦

 

春の海

ひねもすのたり

のたりかな

有名な与謝野蕪村の俳句ですが、「ひねもす」は「終日」。「のたり」はゆるやかな様子。

まあ、朝夕ずっと穏やかなナギとまではいかないにせよ、最近は陽気がよい日が続きました。

ワタクシも今週は3日ほど沖に出ていて、外房でも、内房でも、気持ちよくうたた寝しちゃってたりして、ああ、春はいいねえ~、なんて思っていたわけです。

で、昨日の予報も朝からナギ、こりゃいいわいと思っていたら、予報が外れて東京湾は朝っぱらから北風ビュービューで潮浴びまくり。「のたりのたり」一転、ミヨシはロデオマシーンでした。

 

▲春の海 ロデオのあとに チャンスきた(詳しくは3月15日号にて) 

さて、俳句といえば川柳、川柳といえば、つり情報の「沖釣り川柳」です(強引でごめん)。

今回もBIGプレゼントの応募とともに、たくさんの、それこそ一日で読みきれないほどの川柳をいただきました。

恒例の「川柳大賞」2021は、より、じっくり審査したうえで、コジマ画伯のイラストとともに3月中旬以降に掲載していきたいと考えております。

 

 

お年玉BIGプレゼント2021

抽選が終了&当選者発表!

今年もweb、ハガキでたくさんの応募をいただきました。ありがとうございます!

抽選は担当高橋、近田が社内にて厳正におこないました。

 

▲たま~に連絡先の記入漏れで失格になる方がいました。惜しいなあ~

お年玉BIGプレゼント2021 当選者は最新号『隔週刊つり情報3月1日号』インフォメーションコーナーにて掲載しております。

最新号は国民的アイドル、じゃなかった、国民的人気イカ、ヤリイカの大特集と

2021新製品情報を一挙に紹介する「誌上〝船〟フィッシングショー」。沖釣り関連でどんなタックルが新発売されたのか、一目で分かるカラー特集です。

 

 

 

▲『隔週刊つり情報3月1日号』は本日発売!書店、釣具店、Kindleなど電子版にて販売、各種web読み放題サイトなどでご覧になれます

さて、このヤリイカ。先週の中ごろには内房出船、南房、外房、茨城でドーンと持ち上がって、今週は落ち着いた感じでしたが、週末を前に再び上向いています。

これはヤリイカに限った話ではありませんが、ある程度、周期的に好調の波がくるようで、とくに、春のヤリイカでは顕著に見られるように思われます。

要因は潮の速さ、濁り、風、プランクトン、ベイト、捕食者など、複雑なのでしょうが、冬の海から春へと変わってゆくこれからの季節は、陸で「三寒四温」なんて言われるように、海も数日単位で変わってゆくのかもしれません。関東の各地でワカメの収穫が始まったし。

 

サワラが春告魚じゃけん。の

「じゅりカメ」メバル&カサゴ動画

とまあ、のっけから春、春、と書いてますけど、釣りで春といえば「春告魚」。

 

今でこそ釣り人の間でも「春告魚」が広く使われていますが、釣りメディアで使い始めたのは故・服部善郎名人だそうです。

その春告魚・メバルが最新号の第3特集。で、誌面ではカメラ、動画ではガイド役として出演していただいているのが、すでに本誌ではおなじみの

成瀬樹里さん!

 

▲グラビア&解説記事は最新号にて。じゅりカメ動画は YouTubeつり情報チャンネル ←ここをクリック にて2月12日17時よりご覧になれます

 

余談になりますが「春告魚」と呼ばれる魚は日本各地にあって、ワタクシの実家の方面では「サワラ」だとか。

と言われても記憶にありませんが、まあ、サワラもメバルもぎょうさんおって、「ねぶと(テンジクダイ。現地じゃネンブツダイとも呼ばれますけん)」が最近有名になっていて、大河ドラマでは明智光秀がテンヤで鯛を釣っとりました。

そう、実家は瀬戸内海に面した備後福山、広島県なんです。

で、なんと成瀬樹里さんも同じ福山出身。

ほとんど福山にいなかった私とは違って、広島カープファンが集う「BarRed」を経営したりと広島愛が濃い、というわけで、動画の通しタイトルは「ぶち楽しいわぁ」なんです。

 

 

▲ざっくりと福山。  ©️Google検索より

 

 

さてさて。

明日、あさっての週末の関東地方は海も穏やかな予報、快適に釣りが楽しめそうです。

そういえば、昨日(11日)は予約がいっぱいだけど、土、日は空いているって話を、ここ数日よく聞いていたから、今日、明日でも予約が間に合う船が多いかもしれません。

とはいえ、体調がすぐれない人は絶対に無理しないでくださいね!

というわけで

春の海

ひねもすのたり

のたりかな

を期待して、明日のタチウオ釣り(&撮影)の準備を始める沖藤でした。