◉沖藤武彦
ども。明日からの週末はどうやらほとんどの地方がシケ模様、春の嵐状態で、NHKで平井予報士が「明日は春の3Kです」なんて言っておりました。
この3Kは「花粉」「高温」「強風」。ちょっと強引ですけど、全国の愛猫家から絶大な支持を受けている平井さんの言うことですからね、あたしゃなるほどと思いましたよ。
▲なぜか平井さんがスティックで解説をするときだけ、猫がテレビ画面にじゃれつく。これは「猫あるある」で、愛猫家の間では広く知られた謎なんです
ちなみに3Kといえば昔はネガティブな使われ方をしたもの。
まあ、わたしゃとっさに「キンメ」「キハダ」「カツオ」を思い出しましたけどね。えっへん。
シケ後と地震後は
ヤリイカがよく釣れる、
は気のせいか。
さて、今週はシケ続きで、各地とも昨日、今日ようやく出船できた感じ。
いわゆる「シケ後」ですが、ここで好調だったのが……
各地の「ヤリイカ」
とくに三浦半島から南房はガッツリ釣れており、外房~茨城も大きく落ち込んでいません。
▲内房勝山港・萬栄丸ホームページより
これは個人的な経験則ですが、過去、シケの合間、またはシケ後に釣行してよく釣れた経験が最も多いのが、このヤリイカ。
シケ明けでウネリがどーん、どーんと押し寄せ、灘では潮が濁り、色んな釣り物が不調でも、ヤリイカだけは入れ乗りだった、ということが何回もあります。
また、シケだけでなく地震の後も、ヤリイカは落ち込まない、という印象があります。
これは実体験なのですが、2011年の4月、明け方に犬吠埼沖を震源とする大きな余震があった数時間後、まさにその場所でヤリイカの入れ乗りを体験しました。
もう10年前の話ですが、港に集合するときは怖かったなあ……。
で、先日の福島沖を震源とする地震の後も、ヤリイカの模様は落ち込んでいないんですね。
というわけで、シケがおさまる週明けから来週にかけて、ワタクシはヤリイカが大本命だと思います。
てなわけで28日、内房のヤリイカ船を予約しちゃいました。へへへ。
予測不能ながら
タチウオは
ドラゴンモードになる!かも
ヤリイカと並んで個人的に注目しているのが東京湾のタチウオ。
昨年のドラゴンバブルは夏の椿事と思っている人も多いかもしれませんが、実は昨年の2〜3月、つまりこの時期にドラゴンが釣れていました。しかも、テンヤで。
釣り場は昨年と違いますが、ここにきて東京湾のタチウオは指幅5本級から、全長120センチ超級のドラゴンがコンスタントに上がっています。
数年前はタチウオ専門船とルアー船が2、3隻、狙うだけだった2月の東京湾タチウオですが、今や走水~観音崎沖に船団集合ですよ。
しかもテンヤは冬はキツい、なんていうのは今や昔の話、楽しめます。
ちなみに昨年、この時期のテンヤタチウオで、でかいイワシを使った人だけにアタリがくることが何回もあったそうですから、テンヤタチウオに行く際は、ぜひ、大羽イワシも準備してみてくださいね。
と、いったところで、シケ確定の週末は、釣りの準備と『隔週刊つり情報』と、YouTubeつり情報チャンネル動画。
って、思い切り宣伝ですが、いつもなら発売15日以降に一般公開(または一般公開していない場合もあります)している連載「忍塾」ムービーを、一週間前倒しして、本日18時より公開しております。
▲動画はこちらから。いきなり元気な忍の声にのけぞるかもしれません(笑)
必ずためになる、冬~春のタチウオ攻略法をご覧になって、シケが明けたら、ぜひ、おでかけください。
あ、その際は、決して無理せず、大人数での移動や立ち寄りはせず、手洗い、うがい、マスクを忘れずに楽しんでくださいね。
それではみなさん、よい週末をお過ごしください。また来週!