◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。週末の模様を中心に3月末から4月1週の狙い目をピックアップします。

乗っ込みでコマセダイ急上昇
一つテンヤマダイは型も狙い目
大潮回りは東京湾のタイラバがおすすめ

 

 各地でコマセダイが上向いてきました。
 三浦半島剣崎出船では乗っ込みで急上昇。剣崎沖を狙い、連日トップ10枚前後の釣れっぷり。
 内房では保田〜勝山出船では1キロ前後を主体に3キロ級交じりで頭5枚前後。今後も目が離せません。
 南伊豆でも持ち上がってきました。神子元島周りや須崎沖で2〜4キロ級が上がっています。
 一つテンヤマダイは日立〜鹿島出船で好調です。1キロ前後を主体に3キロ級交じりでトップ5枚前後。鹿島港幸栄丸では27日、7キロの大ダイが浮上。今後は型狙いもチャンスです。
 また外房大原港も好調で、長福丸では27日、5.64キロの大ダイが上がりました。
 大潮回りに期待の東京湾のタイラバは、金沢八景出船や走水出船で2〜3キロ級が上がり盛り上がっています。3月いっぱい大潮が続くのでまだまだ期待しましょう。

 

参照:三浦半島剣崎間口港喜平治丸

 

 

各地でヤリイカ好模様
浅場で好調の常磐エリア

 茨城エリアは上昇気配です。目下の釣り場は大竹沖の水深65メートル前後や鹿島沖の水深80メートル前後。ジャンボサイズを中心に平均25杯前後。船宿により同船でライトタックルでも楽しむこともできます。
 飯岡では海況により浮き沈みがあるものの乗り順調です。
 南房~内房出船はは白浜沖を狙い、頭20杯前後。反応がやや少ないようですがシケ後に期待しましょう。
 三浦半島剣崎、葉山あぶずり港出船では沖ノ瀬を狙い、ヤリイカ主体で頭50杯前後。今後も楽しみです。

 

参照:茨城県鹿島港幸栄丸

 

 

大ビラメラッシュに湧く外房
ライトヒラメ相模湾で順調

 

 

 外房のヒラメが好調です。大原港の長福丸では28日、6.38と3.14キロ。春栄丸では27日に4.4キロ、28日には3キロ、つる丸では27日に5.3キロと大ビラメラッシュの週末でした。
 相模湾ではライトヒラメ船で1キロ前後をトップ3枚前後。アカハタ、オオモンハタ、カサゴ、メバルなどゲスト多彩でクーラーが賑やかに。

 

参照:外房大原春栄丸

 

 

 

 

イサキ南房で規定数達成も!
開幕から順調の東伊豆初島沖

 

 南房のイサキは引き続き好調です。洲ノ崎沖の水深30〜50メートル前後で25〜30センチを主体に35センチ前後の良型交じり。数はトップが規定数の50尾と安定して釣れています。
 東伊豆伊東沖のイサキは良型マダイ交じりで順調です。網代出船では初島沖のイサキが上向き調子、シマアジ五目遠征でもイサキはバリ食いです。そのほか南伊豆のマダイ船でもイサキが交じります。

 

参照:南房洲ノ崎栄ノ浦港早川丸

 

 

タチウオ東京湾で大型主体
夜釣りは沼津沖がおすすめ

 
 観音崎〜走水沖を狙い、85~130センチを10本前後。反応はあるものの手強いようで腕に覚えのある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう
 沼津では夜釣りのタチウオが順調。指幅2.5〜5本級を頭20本前後。エサ釣りのほか、サーベルテンヤ、ジギングなどでも楽しめます。これからも注目していきましょう。

 

 

アジ各地で文句なしの釣れっぷり!

 

 東京湾奥はライトアジ好調です。横浜〜川崎沖、八景沖、木更津沖と各地で好模様が持続しています。内房金谷や三浦半島横須賀・観音崎方面では良型アジがもよく釣れているほか、三浦半島三戸浜沖では大アジも上がっています。

 

マゴチ良型交じりで食い順調

 

 エビエサのマゴチ釣りが順調です。釣り場は海堡周りで35~50センチ前後をトップ3本前後。60センチ前後の大型が交じりでこれからも期待しましょう。
 ルアーでは東京湾奥深川のさわ浦丸などルアー船や、深川吉野屋などエサ釣りに便乗して楽しむことができます。

 

 

マルイカ東京湾でも開幕!

 

 

 東京湾奥出船でもマルイカスタートしました。浦安吉久では26日、剣崎沖の水深80メートル前後で、13〜28センチをトップ30杯。今後も注目しましょう。
 外房小湊出船は乗り好調でトップ40杯前後をマークし、好模様を持続しています。
 三浦半島西部では亀城根〜三戸浜沖の水深60〜90メートルを狙い、トップ30杯前後。シケ後に期待しましょう。
 沼津では夜釣りでマルイカが楽しめます。直結仕掛けのゼロテン釣法でトップ20杯前後、イカメタルで狙うこともできます。

 

 

 

良型アオリイカ相模湾で乗り好調

 

 相模湾腰越出船ではアオリイカが好調。2キロ級の大型も交じりトップ3杯前後。濁り潮で状況はよく、潮が流れればさらなる乗りも期待できそうです。

 

ショウサイフグ外房で上昇気配


 外房エリアで上向き調子。大原港の敷嶋丸では27日、16〜33センチのショウサイフグを12〜46尾。今後も注目しましょう。
 鹿島沖のショウサイフグも狙い目です。シケで底荒れしたため苦戦したものの、海が穏やかになれば釣りやすくなり、復調を期待しましょう。

 

 

 

 さていかがでしたか? 今週の狙い目は乗っ込みのマダイ。もちろんヤリイカも見逃せません。東京湾でスタートしてマルイカも気になります。4月は釣り物が変化する時期、じっくり釣り物を選んで沖釣りを楽しんでくださいね。