夏のレジャーにイチ推し!
手軽で手堅いライトアジ

東京湾奥東京湾奥浦安出船…川崎〜横浜沖

※無断コピー・転載禁止
※料金等データは2019年7月のものです。

P014 015 01 DSC 4906

オモリ30〜40号のライトタックルで手軽に楽しめ釣り方もシンプルなライトアジは、仲間や家族を誘ってワイワイ楽しむ夏のレジャーにピッタリのターゲット。

ライトアジ乗合を出す船宿は初心者大歓迎で、貸し道具などの受け入れ体制も万全だから幹事さんも安心だ。

出船形態は3通りで、たっぷり楽しみたい人は一日船、初心者や子供連れには短時間で楽しめる半日船やショート船がおすすめ。

目下はいずれの乗合船も20〜25センチ級がトップ50〜70尾前後と絶好調。沖釣り初挑戦でもアジの引きをたっぷり楽しめるはずだ。

船宿データベースはこちら。


 

釣り方簡単、食味も最高
東京湾のライトアジ盛況

60 61 01 DSC 4633

ここ数年、リクエスト船が増えている。通常は船宿が釣り物を決めて出船するのが一般的だが、リクエスト船はその名のとおり、最初に予約を入れたお客さんが希望した釣り物で出船するシステム。ここ数年、リクエスト船が増えている。通常は船宿が釣り物を決めて出船するのが一般的だが、リクエスト船はその名のとおり、最初に予約を入れたお客さんが希望した釣り物で出船するシステム。

 今回取材した東京湾奥浦安の岩田屋も、お客さんの希望でターゲットを決めるリクエスト船で出船。 この時期の釣り物はライトアジ、シロギス、カサゴで、秋になるとカワハギやスミイカなどがメニューに加わる。 同船はリレー釣りも受け付けており、7月7日にライトアジとカサゴのリレー釣りで出船するとのことで釣行したが、当日は悪天候で取材はNG。また8月以降の釣り物はライトアジとシロギスになるとのことで、再取材となった13日の釣り物はライトアジ。

「今はアジが好調だし、脂が乗っていておいしいからオススメです」と言う岩田一人船長自らのリクエストで釣り物が確定したのであった(笑)。

 

バチコンもOK!
 宿に着くと働き者のおかみさんが出船準備に大忙し。座席ボードを見るとすでにほとんど埋まった状態だった。確かにこれだけの人数ならのんびり構えていられないのだろう。氷やエサの用意と裏方が一番忙しい時間帯でもある。 7日にも来ていた常連さん2名とも再会し、総勢18名とほぼ満船の盛況ぶり。

 定刻7時に岸払いして1時間ほど走り、まずは川崎沖の水深20メートルでスタート。先着の船も何隻かいて、せっせとコマセをまいている。時折キラッと輝くアジが踊って見えるので食いはよさそうだ。 グルグルと周辺を探って群れを探し、反応が出たところで船長から「どうぞ〜」と合図が出た。 コマセの釣りはチームワークが大事。みんなでセッセとコマセをまいてアジを寄せることが好釣への第一歩だ。

 付けエサにアオイソメとアカタン(アカタンは希望者のみ)が配られるが、釣り方に不安がある初心者ならアオイソメが無難。4〜5センチと少し長めに付けておけば、アジはもちろんイシモチなどのゲストも食ってくる。 ほどなく右トモに入った地元の常連晝間和夫さんが船中第1号をゲット。それが合図のようにポツポツと全体に上がり始めた。

 左ミヨシでソフトルアーでアジを狙う、いわゆるバチコンを楽しむ千葉薫さんは、「先週より断然アタリが多いですよ。今日はイケそうです」とプリプリのアジを手にご満悦だ。 千葉さんによると同船はバチコンも大歓迎で、「この時期のライトアジ船は釣り場が浅いので、ルアー専門船で一般的な、20グラム前後の軽いシンカーで楽しめます。アジの引きがビンビン伝わってきて面白いですよ」と話してくれた。

 そんなこんなで話をしているとアジの群れが船に着いたようで、船上がにぎやかになってきた。 単発が多いものの、時折ダブルもあり早々に皆さんお土産を確保した感じ。25センチ前後とサイズもよくプリプリ感は半端ない。見ただけでよだれが出てくるメタボな金アジだった。

 

移動後は入れ食い!
 11時過ぎ、アジの食いが一段落したところで移動となる。 次に船長が選んだ釣り場は横浜沖。15分ほど走って水深20メートル前後で再開。 ここは前回の出船で最後に狙ったポイントで「アタリが多かったから」と船長。 その言葉どおり、移動後の1投目から釣れ上がり、まるで船が来るのをアジが待っていたかのようだ。

 20センチ前後の小ぶりも交じるが、ダブルも多く入れ食いタイムに突入。 1時間ほどでクーラーが満タンになり、竿を置いてまったりする人もチラホラ。ご夫婦で遊びにきていた方も、奥様が慣れた手つきでアジを下処理していた。これなら帰ってからの調理も簡単だろう。 当日は時折日が差す時間帯もあったが、曇天で波もなくまさにアジ釣り日和。皆さんお土産は十分ということで、定刻より少し早めに沖揚がりとなる。

 バリバリ釣った人は70尾以上でクーラーはズッシリ。自らバッグリミットを設定した人はそれなりに、初挑戦のビギナーたちも20〜30尾は確保。船酔いで後半はダウンした方も夕飯のおかずくらいはゲットしていた。

 再取材のために駆け付けてくれた晝間さんも、お得意の置き竿釣法で50尾近くを釣り上げ、「置き竿でも簡単に釣れる。これだからアジ釣りは止められねなぁ」と晝間節炸裂。「8月は夏休みの真っ最中ですから、子供たちを誘ったら大喜びですよ。平日は空いていますから仲よしファミリーでワイワイ楽しむのも面白いですね。

 貸し道具はすべてそろっていますし、沖にはお金を使うところがないから案外安く楽しめますよ!」 釣果同様、絶口調な岩田屋4代目の岩田一人船長に締めくくっていただき帰途に着くのであった。


東京湾奥浦安
岩田屋

☎047・351・2862

▶料金=ライトアジ乗合一人9500円(付けエサ、コマセ、氷付き)。女性・子供割引あり
▶備考=7時出船、駐車場あり。ほかシロギスへも出船

60 61 05 DSC 4457

船宿データベースはこちら。