◎内山高典


 思い返せば、1年前の相模湾は茶色く濁った潮に覆われ、キハダどころかカツオの群れも見あたらない寂しいコマセ釣りのスタートでしたが、今年はどうかな……。


 ええ、もちろん行きましたよ、8月1日、相模湾へ。ネット社会のこのご時世、SNSでご存じのとおり初日からバリバリでした。






 澄んだ黒潮が湾内に差し込みカツオやキハダの気配がムンムン。早くも今年は最高のシーズンになる予感がしております。







 取材に同行してもらった女性キハダハンターのMさんは、タックルも装いも万全。サクッとカツオを釣り上げ、おすそ分けで1本いただきました。







 見てください、この見事な赤身。数時間前まで相模湾で泳ぎ回っていた鮮度抜群のカツオはモッチモチです。
 釣ったその日にしか味わえないこの弾力のある身を称して、地域によっては日戻り漁のカツオを「餅ガツオ」と呼んでいます。







 相模湾でたらふくシラスなどの小魚を食べたカツオは、しっとり脂が乗ってメチャウマ。これは皆さんにも、ぜひ味わっていただきたい!
 ちょっと先になりますが、8月16日発売の9月1日号でカツオ必釣テクニックを紹介します。どうぞお楽しみに!