◎近田憲男

 

 

 

 今週も月曜日がやってまいりました。週末の天候が悪かったので本日の模様も含めて8月中旬の狙い目をピックアップします。

 

 

キハダ・カツオ相模湾で盛況

 

 相模湾のキハダ釣りは好不調が日替わりの中、2.5〜4.5キロ級のカツオや5〜6キロ前後のキメジは安定して釣れています。
 そんな中、今週もキハダの情報が飛び込んでまいりましたので、16日の模様をダイジェストでお届けします。
 内房勝山港の萬栄丸ではコマセ釣りで21キロ。
 三浦半島葉山あぶずりの長三朗丸ではエビングで27キロ。相模湾平塚の庄三郎丸ではコマセ釣りで29.34キロと21.5キロ。庄治郎丸ではルアーで25.5キロ。
 開幕当初はエビングへの反応がよかったですが、エサも食い始めたので今後の盛り上がりに期待しましょう。

参照:葉山あぶずり港長三朗丸

 

タチウオ、テンビン&テンヤ&ルアーで好調

 

 

 天候に左右されずに釣れ続いているのは東京湾のタチウオ。富津沖の水深17メートル前後で数を釣り、走水沖の水深60メートル前後へ移動し型を狙います。どちらも魚影濃く反応も広範囲にあるので今後も期待十分です。
 沼津沖では夜釣りでタチウオがスタートしました。釣り方はノーマルタックルやライトタックル、サーベルテンヤ、ジギングなど様ざまな釣り方で楽しむことができます。

参照:東京湾奥深川吉野屋

 

ワラサ剣崎沖で順調

 

 三浦半島剣崎沖のワラサは少し落ち着いた様子。目下は剣崎沖の水深35〜45メートルを狙い、3〜4キロ級が上がっています。
 サイズもよく引きもパワフルになり、ハリス切れによるバラシも多く、ハリス8〜10号、全長6メートルのやや太めの仕掛けがいいようです。

 

 

アジ各地で盤石の釣れっぷり

 

 

 東京湾奥はライトアジが鉄板。八景沖や横浜〜川崎沖、木更津方面で模様が上向いてきて広い範囲で楽します。内房金谷や三浦半島横須賀・観音崎方面でもよく釣れていて、ほかにも三浦半島城ケ島沖や相模湾二宮沖でも上がっています。

 

 

シロギス高位安定の飯岡沖、上昇気配の東京湾

 

 

 引き続き飯岡沖では安定して釣れているのが飯岡沖。底荒れが落ち着けばまだまだ釣れるでしょう。数を釣るなら今がチャンスです。
 東京湾では木更津沖や盤洲などで17〜23センチ前後が順調に釣れています。

 

 

 

 

エサ&ルアーで楽しめるボートハゼ

 

 ファミリーやビギナー連れで楽しむなら江戸川放水路のボートハゼがおすすめです。水深1メートル前後を狙い、5〜7センチ前後のデキハゼを中心に活発な食いをみせています。クランクベイトを使ったルアー釣り「ハゼクランク」では10〜15センチの良型も交じります。

 

 

イナダ相模湾で急上昇!

 

 

 シケ後に上向いたのが相模湾のイナダ。腰越出船ではウイリー仕掛けのコマセ釣りでトップ20本前後と急上昇。サバ、ソウダガツオ交じりで土産は十分でしょう。

 

ムラサキイカ&スジイカ乗り活発

 

 

 最後は夜のイカ釣りです。茨城県鹿島沖の夜イカはムラサキイカ、スジイカ交じりで釣れています。2.5〜3号の布巻スッテの直結仕掛けや専用ロッドのほか一つテンヤロッドやタイラバロッドなどを流用し、25〜30号の鉛スッテを使ったイカメタルでも楽しめます。

 

参照:茨城県鹿島港不動丸

 

 

 

 さて、いかがでしたか? 
 今週、私が注目した釣り物は二つ。一つは相模湾のキハダ。本格化するのを待つばかりです。もう一つが東京湾のタチウオ。テンビン、テンヤ、ルアーと様ざまな釣り方で楽します。
 それではまた来週お会いしましょう。