◎尾川 泰将

 Wednesday尾川です。
 昨日はあちこちの船宿で50~79キロのキハダが浮上した相模湾。平日にもかかわらずスゴい船数が小田原~二宮沖に繰り出していましたよ。

 一方、その影に隠れて実は好調なのが、9月から一部の船宿がスタートしたアマダイ。トップ10~15尾なんて良日もあって、オデコも少ない釣況が続いています。

 個人的に大好きな魚ですから、関東から東海地区で釣れるアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイの3種を1日で釣り上げる野望を抱いているのですが、未だ達成できず……。もしコンプリートしたら「一日で甘鯛三色を釣った男」と名刺の肩書きに入れるつもり。

 ちなみに20年以上の歳月をかけ、アカに加えてシロとキも何度か単発で釣り上げました。アマダイ類はとても美しい魚なので、きれいな眼、ヒレ、ウロコなどをアップで撮影したくなるわけですが、気付いたんですよ、体色だけでなく「眼の色」も違うことに。

 

 新しい信号機ではなく、アマダイ3種の眼のどアップを並べてみました。 瞳孔の周りの「虹彩」の色が3つのカラーに分けられることが分かります。

 これだけでズバリ分かった方は、間違いなくアマダイフリーク。続いて眼と同じ順に尾ビレのアップを並べてみましょう。

 

 左に比べて、中央と右はよく似ています。でも、右の尾ビレは下半分に黄色い点々があるのが特徴です。

 それではアンサー。
 左からシロアマダイ、アカアマダイ、キアマダイの眼と尾ビレでした。

 マクロで観察すると、さらに楽しさが増すアマダイ釣り。秋の初モノを求めて、ふらりと乗船してみてはいかがでしょう。