◉沖藤武彦
▲震源地を示す×印のちょい左が我が家。カンベンしてくれよなぁ
いきなり真下からゴゴゴと突き上げられて震度5弱、かなりびっくらこいた船橋市民の沖藤です。いやはや。
電車が止まって帰れなくなったり、停電したり、エレベーターが止まったり、水道管が破裂したり、一夜明けて通勤時間に電車が運休だったり大変なようですが、皆さん、大丈夫でしたか?
最近、地震が多いように思います。津波の情報も含めて、釣行時はとくに気を付けていきましょうね。
と、いったところで
本日18時より公開するイイダコ釣り動画の最終確認をしていたら、ふと、自宅にあるネコじゃらしがイイダコ竿の穂先によさげな曲がりをしていることに気づいたんですよ。
▲ほらね。船橋界隈(つまりネコ主仲間の間)で爆発的にヒットしている「じゃれ猫びよ~ん」
この竿、じゃなかった猫じゃらし、アームがワイヤーでできているんです。これが絶妙な動きと感度で、しかもネコパンチにも負けない強度を持ってましてね、言ってみればメタルトップですわ。
で、先端のルアー、じゃなかった擬似虫の羽根はケイムラメタリックでヒラヒラするんです。もうね、放っておいてもヒラヒラキラキラ。まるでフラッシュブーストです。
つまりメタルトップにフラッシュブーストというヒット商品的要素はネコにも効くってことですね。ほんまかいな。
ヒット、といえば、今、東京湾でサワラがヒットしまくっているのがコレ。
▲メタルマジックTG。タングステン製スピンテールジグで30、40g
今年は例年より早く東京湾奥にサワラが入ってきており2~3キロ級まで湾内各所で跳ねまくっております。
で、目下、サワラが追っているベイトが小さな、2~3センチほどのカタクチイワシで、この小さなメタルがドンピシャで効いているんですね。
釣り方は簡単、キャストして着底したら、ガーーーーーーーーーッと巻いて、
また着底させて、ガーーーーーーーーーーーッと巻く。すると
ガッツーン! とサワラが食いついてくるってワケです。
先日の台風16号通過以降、東京湾奥は濁っておりますが、海中の溶存酸素量は良好、ベイトのカタクチイワシも多く、イナダやタチウオもアクアラインより北、中ノ瀬周辺で釣れています。
ただ、台風の後、サワラは広範囲に泳ぎ回っている印象。たとえば観音崎沖でも釣れるし、中ノ瀬、川崎、浦安~幕張~千葉港と、どこでもビョンビョン跳ねております。
これは楽観ですが、今後、表層の濁りが取れれば、湾奥の浅場にサワラが大挙して入ってきて、ミノーでトップゲームが楽しめるハズ。
で、濁りが抜ければ、イイダコも上向くハズ……。木更津ではマハゼも釣れているし、今年はイイダコ釣りでスミイカ・モンゴウイカがよく交じっていたからスミイカもいいのでは? なんて思っております
さて。
先週の台風によるシケの影響で一時落ち込んだ釣り物を見てみると、定説どおりの印象。それらが、
ヒラメとフグとカワハギ。
底荒れすると海底にジッとしていると言われるヒラメとフグは、底荒れとウネリが残った今週の中盤までは低調でした。
週の中盤より海が落ち着くとともに復調していることから、週末にかけてはさらに食いが上向くハズ。期待大です。
一方、カワハギはなかなか調子が上がらずヤキモキさせられますが、各地でワッペンと呼ばれる小型も顔を出しているので、長〜い目で見て期待しましょう。
逆に、台風通過を機に上向いたのが
マダイ。
台風前より好調だった西伊豆、南伊豆のコマセダイは3キロ級が顔を出し始めて型、数ともに好調。
なかでも出色なのが
外房大原の一つテンヤ。
種苗放流の成果もありますが、大中小のマダイが乱れ食い状態。
▲大御所・宮本英彦さんも、一つテンヤブームに火がついた10数年前のようなアタリの多さ、とご満悦。(新幸丸Facebookページより)
そうそう、ブームの始まったころはホントよく釣れたよなぁ……なんて遠い目してるあなた、それが今、再来していますよ!
で、ワラサもキハダも好調継続。
海水温が下がり始めたものの相模湾のキハダはビッグチャンス継続中。10月一杯は続く、と見ます。
ワラサも相変わらず魚影が濃く、茨城~外房、内房~東京湾、三浦半島、東伊豆と各地で好調。みんなの味方ですよ、ワラサさんは。
さてさて。
昨晩のような地震の後は、よく、魚が食い渋ると言われます。
そもそも論として、大きな地震の後は安全を最優先して、無理をしないことが大前提ですが、地震の後は釣れない、とよく聞きます。
まあ、釣れない理由をあとから「地震があったからな」と付け加えているフシもありますが、皆さんも地震直後は釣れなかった経験がきっとあるハズ。
かく言うワタクシも、淡水、海問わず、地震直後はいい釣りをしたことが少ないものの、唯一、地震直後にいい思いをしたのが、
ヤリイカです。
過去の日誌でもネタにしたかもしれませんが、銚子が震度5強の地震に見舞われた数時間後、その震源地の真上で、ヤリイカの入れ乗りを体験しました。
イカは地震で食い渋らない。ヤリイカだけでなくスルメイカもアオリイカも、むしろ地震で食いが立つ、とまで言う人もいます。
まあ、ほぼ都市伝説ですが、今年はヤリイカの模様が(昨年に比べて)遅れ気味なだけに、地震後の金曜と週末、ちょっとだけイカの釣果に期待しちゃいます。
とまあ、釣りオヤジ的妄想を膨らませつつ、日曜はカワハギに出かける沖藤でした。
それでは皆さん。地震はもちろん、引き続き感染予防に気を付けて、よい週末、よい釣りを楽しんでくださいね!