◎尾川 泰将
Wednesday尾川です。
現在、厄介なサバフグがめちゃ増えてます。
つい先日も、東伊豆でタイラバを楽しんでいたら、ネクタイとスカートがじゃんじゃん食いちぎられてしまいました……。
サバフグ被害は関西方面からも聞こえてくるので、今年は全国的に増加している模様。早く消えてくれないかなぁ……。
ところで皆さん。
「シロサバフグは無毒だから、持ち帰って食べてるよ」って方、いませんか?
それ、ふぐ処理免許を持っていないなら、はっきり申し上げて危険です。
サバフグの仲間はシロサバフグ、クロサバフグが有名どころなのですが、この二種にそっくりな「ドクサバフグ」という名前のとおりの猛毒種がいるのですよ!
鹿児島県のホームページに、とても分かりやすいドクサバフグの見分け方と注意喚起の紹介画像を見つけたので、以下に転載させていただきます。
どうですか。一見すると無毒と言われるシロサバフグに見えますけど、全身有毒の食用禁止種「ドクサバフグ」なのです。
一番の判別ポイントは、
「背の小棘(トゲ)が背ビレ起部まで達する」こと。
かつて、このドクサバフグは南方に多いとされてきましたが、駿河湾でも採取例があるので要注意です。
ましてや温暖化の影響が顕著な時代、十二分に気をつけなければなりません。
これは、先日釣れたサバフグの背中です。背に広がる小棘を確認すると、背ビレまでは広がっていないのでシロサバフグでしょう。
けれどもそれも素人判断、もしものことを想定して海へお帰りねがいました。
フグ毒は調べれば調べるほどに恐ろしい。素人料理はとても危険なので、絶対にやめましょう。