◉ども。
夜明け前の爆風が収まり出船できたまではよかったものの、ピッチの短い複雑な揺れに久しぶりに船酔いした沖藤です。いやはや。
色んな海に出かけていて、それなりに荒天荒波を経験していて一度も吐いたことはないのですが、たまーに相性の悪い揺れにやられます。
本人は気持ち悪いなりに仕事をしているつもりでも、メインカメラを担当しているABちゃんがしきりに
「アップの横顔、押さえてありますか」とか、
「寄りのスロー、お願いします」とか、
「鳥が飛んでる画とか、あると助かるんですよねぇ」とか、
「風景に変化があれば、ぜひ」と、
普段は言わない声かけをしてくれていたので、ワタクシ、よっぽど動きが悪かったんでしょうね。
まったくもって、ポンコツでしたわ、今日は。
と、言いつつ明日も取材ですけどね。ひえー。
と、いったところで最新号、『隔週刊つり情報2月1日号』の表紙はこの方です!
イカ先生こと、富所潤さん。
イカ先生の表紙なら何回も見たよ。
という方もいるかもしれませんが、ピンでの登場は(たぶん、いやきっと)初めてなんです。
カレコレ10年以上も本誌で特集や連載、沖釣りカレッジなどのイベントに登場していただいてる、メインメンバーのお一人なのですが、なぜか表紙では小写真だったり、イカを持っている女子の後ろだったりで、なかなかメインになっていなかったんです。
先生、本当にお待たせしました!
ちなみに『隔週刊つり情報』の表紙は、特集を軸に写真が選ばれ、特集以外であれば該当号の取材写真やアーカイブの中から「コレ!」という写真を選びます。
で、だれが「コレ!」と選ぶのかといえば、最終的にはワタクシです。
以前も日誌で書きましたが、これがなかなか悩ましい作業でして、色校正まで行ったものの、マボロシに終わった表紙が何回もありました。
そう、実は、富所さんのマボロシの表紙もあったんです。
ちなみに、一昨年に発行した創刊1000号記念号にも、最終的にボツになったマボロシの表紙があります。
それが、コレ。
根岸発行人とマダイの組み合わせ。
創刊1000号の表紙は、本誌そのものである根岸発行人と、日本を代表する魚・マダイの組み合わせでめでたく飾るつもりでした。
そこで外房大原へ取材に一緒に行き、本人には何も言わずに、しれっと決めカットを狙ったのですが、そんな日にかぎって、
雨まじりの曇天
シケ
食い渋り
の三重苦。
普段、脇役のときやマルイカ船では大ダイを釣り上げて、
「KYやっちゃったよ、がはは」とかます発行人ですが、この日はホント、ちいちゃいマダイのみ。
また写真がうまく撮れなくてねぇ……
それでも根性で創刊1000号記念号のデザインに回してみたものの
やはり海面のマダイにかないませんでした。
これね。
ちなみに本番となった魚体の写真は、創刊号の写真(ハナダイの魚体)へのオマージュで、以前からデザイナーさんと打ち合わせていた構成です。
で。思い出したんですよ。今日。
カメラがしんどくなるような船酔いって、よくよく考えてみると、根岸発行人とマボロシの創刊1000号表紙を撮影したとき以来なんです。
で、その前が銚子沖のオニカサゴ&アラの表紙撮影。あのときも、ほんと、気持ち悪かったなぁ。
あ、そんな船酔いと背中合わせの仕事ですが、
今年は久しぶりに社員を募集・採用することになりました。
ありがたいことに創刊1000号から始めた企画やメディアが好調で、次のステップのために、手が足りなくなってきました。
詳細は、最新号のインフォメーションのページと、webにて掲示します。
興味のある方はぜひ一緒に船酔い、違った、一緒に仕事しましょう。
それでは皆さん、オミクロン株に気をつけつつ、しっかり感染予防して、釣りを楽しんでくださいね!