◎加藤 智晴

 

 こんにちは、エディターKです。

本日12月1日は奇しくも隔週刊つり情報12月15日号の公式発売日です。すでにコンビニや釣具店などでお買い上げいただいた方や電子版でご覧になった方もいらっしゃるでしょう。ありがとうございますm(_ _)m

 で、ふと、あれ? ってこの両者の違いに気が付いた方いらっしゃいます?

 なんか電子版のほうが特集やロゴの文字色が薄ぼんやりしてるなぁ~……そう感じた方、ハイ正解。

こちらが特色を指定したパソコンの画面を写メったもの

こちらが実際の印刷物を写メったもの

 実は今回、表紙の文字色に特色を使用していまして。特色自体はいつも使ってるんですが、今回のはちょっといつもと違う特色にしたんです。

 どういうことかというと、印刷物は基本的にCMYK(青、赤、黄、黒)という4色のインクを混ぜて表現しているんですが、それだけでは表現しきれない色を使いたい場合、別に特殊なインクを混ぜて特別な色を作り出すことができるんですね。今回で言うとDIC31Sっていう蛍光オレンジ系なんですが、ほかには金とか銀なんかもそうですかね。

パソコンの画面上でいろんな色を指定できます。普通はCMYKでC50+Y80とか単色の濃さを指定して組み合わせるんですが、特色はその色に合わせた1パターンしか存在しません

 一方、スマホとかパソコン、テレビで見る画面はRGB(赤、緑、青)っていう3色構成で、特色とかはないんですね。ですから同じような色合いでも実際には微妙な違いがあるというわけです。

 ま、だいたいこんな説明で合ってるとは思うんですが、要するに3Dと2Dじゃ同じ色を指定しても見え方が異なるということです。

 でもまあ、時代の流れを考えれば電子も現物もなるべく違和感のないような色味を使ったほうがいいんじゃね? って思わなくもないんですが、デザイナーさんに言わせれば「俺たちゃ紙の印刷物作ってるんだぜ」っていう矜持もありまして、まあそれも一理あるなと。みなさんはどう思われます?

よくよく見ればあれですね、文字色だけじゃなく魚の色味も電子と印刷物じゃだいぶ変わりますね

 ではまた来週、バイナラ~。