◎新年あけましておめでとうございます。


というわけで2023年、令和5年の正月、松の内もあと1日。

 

 

と、打ったところで「あけましておめでとうございます」を使う松の内、意外とあいまいなようで関東では7日まで、京都など関西では15日までともいわれ、全国で統一されている風習ってわけではなさそう、という話を思い出しました。

 

 

ちなみに江戸前のハゼ釣り暦は年が明けて松の内(7日)を過ぎると終了。が、これまでのならわしでしたが、今年は少々早く終わってしまったようです。

 

 

それはさておき、皆さんも毎年行っていると思う「初詣」。きっと釣り人ならではの神社だったり、お守りなどのこだわりというか、あやかりがあると思います。

 

 

関東で有名なのは深川・富岡八幡宮の釣りバリを入れた大漁お守りと、最近では静岡県の那閉神社のタチウオなどの魚を描いたお守りがSNSなどによく上がっていて人気のようです。

 

 

魚&釣り人系お守りは西日本にも多く、全国各地にあるわけですが、まことに勝手ながら、その頂点といえるのが、次の二宮だと思います。

 

ひとつは、漁業(ほか五穀豊穣など)の神様・えびす様の総本宮・島根県の美保神社。

 

 

▲ えびす様の総本宮・美保神社は境港の近く。釣りに水木しげるロード、ちょっと走れば中海・宍道湖、松江、出雲へつながる超おすすめ観光エリア

 

 

▲美保神社のお守りは真鯛が稲穂をくわえている(五穀豊穣の神様・三穂津姫命も御祭神)絵柄の「昇運鯛守」(美保神社webサイトより転載)

 

 

▲美保神社のある美保関町のマンホールのデザインもマダイ

 

 

そしてもうひとつが特別格の宮、天照大神を祀る伊勢神宮。

 

 

お伊勢さまには「海幸守」(海上安全・大漁満足のお守り)があり、いたってシンプルですが、装飾を削ぎ落とした札は効きそうな気がするわけです。

 

▲ 伊勢神宮の「海幸守」

 

▲特別格の宮ですので、「神宮」といえば伊勢神宮。風格あります

 

 

まあ、神様にブランドや権威もイカがなものかと思いますが、そもそも神頼みやお参りとは、そういったあやかり、めでたさを担ぐもの。

 

てなわけで、旅行や仕事で三重や島根に行く機会があると、伊勢神宮や美保神社に参拝してありがたいお守りを買っては、友人に差し上げたりするわけですね(お土産です)。

 

で、初詣ですよ。

 

伊勢神宮や美保神社に年始のたびに行けませんから、地元の神様にお参りするわけですが、わたくしの住む船橋には伊勢神宮が分祀された「船橋大神宮」(正式名称・意富比神社)があり、伊勢神宮と同じ形のお守りがあるんです。

 

 

 

▲これが船橋大神宮(意富比神社)の海上安全・大漁満足のお守り

 

しかも、ですよ。日本で一番小さな大神宮と呼ばれるだけあって、船橋大神宮には日本の有名どころの神様がコンパクトに数多く分祀されていて大変便利。実にコンビニエンスな神社なんです。

 

なかでも古くから漁業の町として栄えてきた船橋らしく

 

 

「船玉神社」もあるんですね。

 

で、この船玉神社、改修時に「漁業の町にふさわしく、社殿を船の形で作ろう」ってことで、船の形になっておるんですわ。

 

▲本殿の北西側にデンと構えております

 

▲舳先をモチーフにした社殿、イカしてます!

 

もちろん船玉さまは船に宿る神様。天照大神に参拝して(厄祓いもできます)、船玉さまにもご賽銭を奉納して安全を願い、お守りを買う。

 

これが、わたくしの釣り人的初詣というわけです。

 

いかがですか? 船橋大神宮。

 

興味があればぜひお参りにいらしてください。駐車場も無料で、松の内でも意外と回転がよく早く入ることができます。

 

 

あ、電車の場合はぜひ、最近は話題にならないけど、船橋駅から大神宮へ続く道にある大連のソースラーメンをお試しください。

 

以上、船橋観光PRの編集日誌でした。

 

なお、正月2日の初釣りの模様は、14日発売の『隔週刊つり情報2月1日号』にて掲載いたします。

 

2日に取材、昨日入稿で発売日に合わせています。ぜひ、 ご一読ください。

 

 

それでは皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。