◎内山高典
先週紹介した「渚の駅 たてやま」には、ショッピングエリアやレストランのほか、「渚の博物館」もおすすめです。
博物館の中には釣り人心をくすぐる展示物が盛りだくさん。その一部を紹介します。
現在1階は、さかなクンギャラリーを常設展示中。さかなクンが収集したアイテムの数々が展示されています。ファンの方は必見です!
2階は千葉県の漁業の歴史にまつわる昔の漁具などが展示されています。
これは実物大と思われる漁師の家を再現した建物です。
これは「万祝(まいわい)」と呼ばれる、大漁などの祝いの席で船主や網元から配られた晴れ着は実物が展示されています。
アオリイカ釣り漁の仕掛け「ヤマ」です。この漁具は重要有形民俗文化財に指定されているマニアにはたまらない昔の餌木です。
富津で使われていた鯛テンヤです。生ゴムで作った擬餌のエビがセットされています。本来は生きたエビを使いますが、昔からこうした擬餌も考案されていたことに驚きました。
写真左がイサキのビシ仕掛けです。現在もカモシ釣りで用いられる布製のコマセ袋が使われています。
写真右はイシナギ用のテンビン仕掛けで、エサは現在と同様、生きたヤリイカを使っていたそうです。
最後はサバ漁用の全長1メートルほどの手バネです。船の上から手バネで釣れるほど魚影が濃かったのですね。
それでは今週はこのへんで失礼いたします。
ではでは、また来週。