◉ども。大物釣り師・吉田幸治さんに教わった釣りに必要な筋肉を鍛えようと思い立ってジムに行っはいいもののいきなりハムストリングスを攣って動けなくなった沖藤です。ええ、弱点だらけです。
近いうちに誌面かwebで「釣り筋」やりたいと思う今日このごろ
昨日は沖釣りカレッジが順延になりちょうど時間ができたので新人コンちゃんの動画&スチール撮影機材を注文していた流れで、わたくしもレンタルで使って気に入ったレンズを1本購入することにしましてね。今日、引き取りに行くことになっているんです。
ご存じのとおりレンズの価格ってのはピンキリなんですけど、気に入るレンズはやっぱり船で使う短めのレンズでも20万円しちゃうわけです。
まあ、会社の備品で購入するんだからいくらでもいいじゃん、とばかり金ばかり使いたがる社員も過去にはいましたが、最低限の節約は常識。というわけで、新型コロナ禍以降、急速に動画機材へシフトしていく段階で、過去に購入した機材を下取りに出していたんです。
その流れで今回、いよいよわたくしの一番好きなカメラを下取りに出すことに決めたんです。
FM2。
1台は渓流釣りやフライフィッシングの撮影用、もう一台はモータードライブを付けて船用に使っていました。もちろんシャッターも絞りもフィルムの装填もISOもフラッシュの調光もすべて手動。社会に出て2つ目に勤めた編集部で先輩から古いFM2を譲り受けて以来、渓流で水没したり、山で落としたりしながら、かれこれ5台使いました。その生き残りの2台がこれです。
20年前にデジタル一眼レフカメラ・ニコンD100を購入した後に印刷と編集におけるデジタル化が一気に進みFM2を使う機会がなくなりました。
それでも定期的にクリーニングして動作確認をしてたまにフィルムを入れて撮影すると、手放すなんて思考はおこらなかったのですが、やはり20年間現場で使っていない機材を置き続けるのはイカがなものかと思い、ドナドナすることに決めました。
わたくしがカメラマニアだったり、フィルム写真に趣味と呼べるほど傾倒していたらFM2を手放すことはないのでしょうが、そうでなくとも、このカメラを出すのは惜しい。だって、カッコいいんだもん。
でも、今後もたぶん、FM2を使うことはありません。だから眺めるためだけに湿気のあたるリビングや部屋の棚に置く気にもなれない。なら、カメラ屋が「ぜひ持ってきてほしい」と言っているうちに、軽快な動作音を響かせているうちに、現金化するべきでしょう。
なんだか「断捨離」とか「終活」とかって言葉が頭に思い浮かぶけど、断捨離も終活も興味ないし、字面がネガティブ&エゴイスティックだからあまり好きな言葉じゃないんです。ついでに言っちゃうと、なくなっていいモノと文化なんてないと思ってるくちです。
なんて屁理屈こねていたら、もうカメラ屋に向かう時間。あーあ。
さらば相棒。
でも、たぶんきっとおそらく間違いなく、数時間後にはFM2を下取りに出して購入した新しいSONYのレンズで愛猫を撮りまくって
「こりゃすげえ!」
とはしゃいでいるであろう土曜日の午後でした。ではまた。