◎内山高典

 ここ数年で増えたな〜と感じるのがハタ類です。伊豆半島〜相模湾はオオモンハタやアカハタ、アオハタなど、房総半島ではマハタやアカハタです。

 中でも外房のマハタは、一つテンヤ船で本命のマダイを上回るほど数が釣れることがあります。

 生きイワシの泳がせ釣りで狙う専門船も増えていて、外房の大原、勝浦川津、勝浦松部、南房の江見太夫崎、相浜、西川名でマハタ五目や根魚五目の看板で出船しています。

 以前から時期になるとマハタで出船する南伊豆の手石も見逃せません。

 マハタの引きは強烈、海面まで何度も抗うスリリングなファイトを一度味わうとやみつきなります。
 厚みのある厳つい体躯と深い緑の目が美しく、その姿形は惚れ惚れします。



参照:南房西川名港・竜一丸



 いわずもがなの食味のよさも魅力で、数日寝かせた刺身を口にすると、淡い甘みと深みのあるうま味を感じます。




 

 

 マハタは皮もおいしい魚。湯引きにするとゼラチン質の皮がプルンと反り返ります。細切りにして、ゴマと大葉とあえてポン酢でいただきます。



 

  数型ともに絶好調の今がチャンスです。3月の釣行プランにマハタをぜひ!