◎尾川 泰将

 Wednesday尾川です。
 相模湾のキハダにぞっこんの皆様、いよいよ勝負の時がやってまいりました。例年9月後半にやってくる特大キハダ、通称オダモンのシーズン突入です。ここ一週間のうちに40〜50キロ級が上がり始めているので、大いに期待したいところ。
 ズドン、ズーン、ブチッ!? 怖くなるほどの凄まじいトルク。そしてほとんどの釣り人が避けては通れないバラシ……。歓喜にふるえる釣り人がいる一方で、あまりの悔しさに眠れぬ夜を過ごした方もおられることでしょう。

 

 そこで最新号の巻頭特集は「釣れる人とバラす人はここが違う!・キハダを逃がさない名手の戦略」というタイトルで、とにかくよく釣るキハダの名手、お二人を取材。
 私が担当したのは小田原早川港・坂口丸の常連、根本さん。キハダのカンヌキ(口角)に高確率でハリを掛けることで「瞬殺によるハリス切れを防ぐ手順」を学んできました。

 

 幸運にも、8月後半に取材した当日はこんな感じで竿曲げ連発。坂口丸のジャンボ船を担当する久保田忍船長の読みが大当たりして、31キロを筆頭に船中6本のキハダが浮上。根本さんも2本をサクッと釣り上げ、文句の付けどころのない一日となったのです。

 

 うれしそうな根本さん、まさにマグロ●カですな〜。

 もう一人の名手は、小坪港・洋征丸の常連・茂木さん。どんどん増えてくるシャーク・アタックをかわす興味深い方法を披露してくださってます。
 最新号を手に取って、二人の道具、釣り方、そして貴重な1本を獲る戦略をご熟読ください。

 第2、第3特集は、今釣れまくっている常磐のマダコとマダイ、相模湾のイナダ五目をクローズアップ。仲間と一緒に秋の沖釣りを満喫するなら、こちらが断然おすすめです。
 連載「吉岡進のツリガチ!」もSLJで目玉が飛び出すような釣果をあげてますし、テンヤタチウオをテーマにした三石忍の「忍塾」に至っては、彼女が編み出したエレキテル釣法を公開。
 釣り人を熱くする記事がたっぷり詰まった本誌最新号を、どうぞよろしく。