◎近田憲男

 今週も月曜日がやってまいりました。雨でテンションが下がり気味のそこのアナタ、頑張ってまいりましょう。

   さて、週末の模様から6月第3週の狙い目をピックアップ。それでは張り切ってまいりましょう! トップバッターは6月解禁から好調の剣崎沖のイサキ。

参照:三浦半島剣崎松輪港大松丸

◎三浦半島ではイサキが絶好調
 剣崎松輪港の大松丸では8日、剣崎沖の水深20メートル前後で18〜38センチのイサキをトップ65尾。型も数も抜群の釣れっぷり。  

    週末低迷したマルイカはまだまだ復調の可能性高し。週の中盤には復調すると見る。

◎日立でムラソイが好調キープ
 茨城県では日立のムラソイが引き続き好調。最大35センチを頭にトップ7〜8尾。クロソイやアイナメ、メバル、ヒラメなど多彩なゲストでクーラーも賑やかに!

◎銚子・飯岡のヒラメは良型ぞろいでゲストも豊富
 6月の解禁から好模様が続いている銚子・飯岡エリアのヒラメ。0.5〜2キロ級をトップ5枚前後にカサゴやアイナメ、ホウボウ、マトウダイなどゲストも豊富で土産十分。

◎南房のイサキは連日規定数達成!
 洲ノ崎沖ではイサキが連日規定数の50尾と好況をマーク。魚影濃厚でこれからも見逃せない。

◎内房はスルメイカ&マダコの軟体系が狙い目
 勝山港の萬栄丸では剣崎沖の水深100メートルで、31〜42センチのスルメイカをトップ20杯と模様が上昇。同じ軟体系のマダコも要チェック。富津では0.3〜3キロ級をトップ5杯前後、浅場で小ダコが乗り始めており、数にシフトか!?

◎東京湾奥はキスとライトアジが束超え、タチウオにも注目
 まずはシロギスから。横浜本牧の長崎屋では8日、12〜25.5センチのシロギスを135尾。続いてライトアジは、横浜の広島屋で8日、18〜29センチをトップ229尾、浦安の吉久は9日、横浜沖の水深20メートル前後でトップ141尾。数を楽しむなら今! 注目すべきはタチウオ。エサ釣りとルアー船ともにトップ15〜30本で順調、本格化も近いはず。

参照:東京湾奥横浜本牧長崎屋

◎相模湾でシロギスが連日好調
 湘南片瀬や茅ケ崎でシロギスが絶好調。中でも茅ケ崎のちがさき丸では連日一束超えの釣れっぷりでファンを楽しませている。

◎伊豆のイサキは全域で好調
 イサキは東伊豆は伊東沖、初島沖といずれもトップ50尾前後、南伊豆では白浜沖で良型主体にトップ75尾前後で高位安定。

◎駿河湾は夜釣りがおすすめ
駿河湾は涼しい時間帯に楽しめる夜釣りがおすすめ。沼津沖のマルイカは平均10杯前後。タチウオも始まり55〜100センチを20本前後と好模様。

◎浅場の一つテンヤマダイは要注目
 最後は上昇気配の外房大原の一つマダイ。大原沖の水深10メートル前後で0.5〜2キロ級を0〜2枚。時折3〜4キロ級も交じり、今後も目が離せない!

 さて、いかがでしたか? 私が気になったのは外房〜南房、東京湾口、東伊豆、南伊豆と各地で好模様をマークしているイサキ。梅雨イサキと呼ばれるだけあって、ドンズバの旬といえる釣れっぷりだ。
 そして梅雨つながりでおすすめしたいのが、タチウオ。
 なぜ? と思われるかもしれないが、例年夏タチシーズンが開幕するのは早くても6月中旬、それが今年は半月〜1カ月ほど早く本格化の兆しが出始め、東京湾のタチウオ戦線が梅雨入り前に開幕し、梅雨にはハイシーズンに突入するはず。
 そこで、6月14日発売の本誌で「梅雨タチ」と題して、タチウオ釣りを特集。エサ釣り、ルアー、そして夜釣りと盛りだくさんの内容でお届けしますので、お楽しみに!