◎沖藤武彦
今回こそ梅雨明けの話から始められると思いきや、その前にきちゃいましたよ、台風が。
タマゴからなかなか成長せずようやく今日になって6号になったようですが、どうも紀伊半島に進んだのち関東地方へ来そうです。野球でいえばシュートの軌道。もう、カミソリシュートです。
で、シュートといえば、西本聖です。あの足をシュッと上げるフォーム、真似しましたよねぇ。リリースする瞬間に指を内側になびかせるような手の動き、しびれましたねぇ。苦労人のうえ、ボロボロになるまで野球を続けた本物の、最高のプロスポーツ選手ですよ。
え、このコラムは野球でもスポーツでもないって?はい、はい、分かりましたよ。
台風一過でキハダ・カツオが相模湾に入ってくる?
いよいよ8月1日のコマセ釣り解禁までカウントダウンとなった相模湾のキハダ・カツオですが、その多くは相模湾口から沖を回遊していて、このままじゃ8月頭に湾内に入ってこないんじゃないか?なんて見方もあります。
だがしか〜し!今回の台風6号の通過にともない南風のシケになれば、湾内の潮がスコーンと済んだ夏の潮に入れ替わって、そもそもイワシ類がたくさんいる相模湾内に向かって一気にキハダ・カツオが突入してくる可能性があるんです。
ちなみに、今日の天気図がこちら(気象庁)
過去にもこのパターンは何回もあったのですが、昨年もそう。今年とまったく同じ日に台風12号が来ていたんです。
昨年の7月28日の天気図が、これ(気象庁)
まあ、昨年の12号は西に向かうアブノーマルな変態台風だったのですが、コイツが海をかき混ぜてくれたおかげで、それまで湾口にいたカツオさんが8月1日直前にドバーッと入ってきて、昨年、カツオフィーバーが始まったんですよね。
で、今年は昨年に比べて湾口の沖に大きなキハダがたくさんやってきているので、カツオはもちろん、8月の開幕でキハダがゴーンとくるかも!ってわけです。
東京湾もこの時期の南寄りの風によるシケは湾奥の貧酸素水塊を解消してくれることがあるので、停滞気味だったり、下り坂だった釣り物が勢いを取り戻したりします。
ただ、海草や海藻が流されてしまうような強烈なシケはダメージが長引くことがありますが。何事もほどほどに、ってことですね。
ヒラメワンダーランド開幕!
そうそう、先週の日誌で書いていた福島・四倉のヒラメですが、昨年より早く爆食いが始まりました。
エサはもちろん、スロジギでもガンガンアタってきます。
↓実際こんな感じですわ
3キロ級が当たり前で6〜7キロまでヒットしてくるフィールドはそうそうないはず。もうヒラメ釣りの概念が変わりますよ、マジで。
さあ、来週は梅雨明けと相模湾のキハダ&カツオ開幕の話題をお届けできるはず。
台風で被害が出ないことを祈りつつ、海に恵みをもたらしてくれることを期待しましょう。
では皆さん、よい週末を!