沖藤武彦

 ども。毎朝4時にネコに朝飯くれと起こされる生活が2年半続き、今や目覚ましがなくても4時に目が覚めるようになっている沖藤です。
 いやあ、若いころは当たり前のように8時間とか眠っていたんですけどね。今じゃ6時間が限界ですわ。
 な〜んて言ってると、出船時間に目が覚めたりするから気を付けなくちゃね。彼岸を過ぎたら徐々に夜が長くなる秋、皆さんも釣行日には目覚まし2個、忘れずにね!

 

久びさのキハダ当たり年。新世代サメ対策グッズ登場か

 さあ、ここで相模湾のキハダをスルーしたらマジで怒られそうなぐらい、今年のキハダはアタってます。
 船中0〜1本で御の字の魚が、船中4本、5本なんて日も。しかも30キロ級が多いのでハリス20号以上を使う人も多く、それでしっかりアタってますから模様がいいとしか言いようがありません。

 この好況はしばらく続くハズですが、キハダが釣れると増えてくるのが「サメ」。
 今週に入って急にサメの被害が増え、哀れ半身になった魚体や頭が上がっています。
 残り50メートルぐらいから上がサメゾーンと化すと、どうにもなりません。

 そこで出てくるのが「サメ対策」。キハダの動きを封じるマグロリングや、そのリングにテープを付けて吹き流し状にしたものや(サメより大きな物体を警戒すると考えられていて、実際に効果あり)、はたまた電気ショッカーを導入している船もあったりするのですが、これらは「キハダを早く取る」ための道具。いわば効率重視。

 そりゃ、サメに食われるぐらいなら、一気に巻き上げたほうがいい、というのは分かります。
 でも、理想を言えば、キハダとのファイトを100パーセント楽しみたいという釣り人も多いわけです。
 そこで今年、注目を集めているのがサメ被害軽減装置「海園」。

 

▲剣崎松輪港・一義丸Facebookページより

 

 今年の夏に発売されて、今シーズンのキハダ船で実戦投入されています。
 詳細は、本誌のキハダチームも実釣や船長さんたちへ取材して紹介していく予定ですが、すでに一義丸で「効果があったのでは?」との話。続報を待て!

 

 

同じく相模湾、外房ではイナダが、内房ではカンパチが猛威をふるってます。で、東京湾は早くもサワラ!?

 湘南エリアのライト五目船などでイナダ祭り状態。カッタクリでも、ウイリーでも、メタルジグでも楽しめます。
 このぶんなら、真鶴方面での落とし込みサビキの釣りが始まるのも時間の問題かもしれません。これ、楽しいんですよねえ!

 現在は抜けてしまっていますが、内房にもいつ再突入してもおかしくない状況。ちなみに内房保田のライトアジ五目船では現在、1キロほどのカンパチ(通称ショゴ)がよく釣れており、こちらもウイリー、泳がせ、落とし込み、ジグと何でもござれ。

 

▲内房では1キロサイズのカンパチ(ショゴ)が釣れてまっせ!

 で、房総半島をグルッと回った大原沖でもイナダが入れ食いに。イナダのほか、ヒラマサ、サワラも釣れています。

 そうそう、サワラといえば東京湾! なんでもシーバスを釣ろうにもサワラのボイルが邪魔だったなんて話もあるぐらいで、今年もサワラフィーバーがありそうな予感です。

 

大原のヒラメ大型からスタート、マダイ上向き、フグもいいけど、穴はタコ?

 さてさて。外房大原で部分解禁したヒラメは今季、大型が多い滑り出し。これから秋、冬と、どう展開していくか注目です。

 同日に解禁したフグも大型が多く、数も昨年よりいい傾向。不調続きだったここ数年から、回復基調に乗った気配あり。

 そのフグ、鹿島、大洗方面でもここにきて上向く日が見られます。東京湾も含めて、全般に昨年よりよさそうな雰囲気です。

 マダイも9月になって上向き。外房大原以北、茨城県ではテンヤで1キロ前後、ときに3キロ近い良型を交えて釣れています。

 ほとんどの港で午前、午後出船していますが、秋分の日を過ぎると昼間が短くなっていきますので、行くなら早めがお得かも。

 そして穴といえそうなのがマダコ。東京湾ではいまだに釣れているし、大洗でもマダコ狙いで釣果が出ています。
 このぶんだと、冬の名物・常磐ダコが9月中から始まったりして?

 と、気がつけばかなりの長文。いやはや、すみません。書こうと思えばまだまだ書けるのですが、今週はこのへんで。

 それにしても、カワハギ、イイダコ、頑張ってほしいなあ……。

 それではみなさん、よい週末を!