◎沖藤武彦
ども。10月1日の消費増税とポイント還元を機に、これまでのカードに加えてpaypayだとかWAONだとかSUICAを登録したりと、急速にキャッシュレス化を進めて政府と大手企業の思惑どおり消費が拡大してしまった沖藤です。いやはや。
でも、沖釣りにとってはpaypayに代表されるバーコード決済はいい話だと思うんですよ。釣銭のヤリトリがないし、支払う側はポイント還元でお得、しかも、そのお金は船宿さんの利益から削られるものでもないから、win-winとも言えるわけです。
あ、釣りの話でしたね。
それにしても、ですよ。
今日も強烈な南寄りの強風と雨。房総半島にて家屋が損壊してブルーシートなど応急処置でしのいでいる方たちは、不安で大変な思いをされていると思います。
明日未明から、南房も風が弱まってナギになる予報ですから、多くの釣り人で賑わうことを願っております。私も明日、南房へカワハギ釣りに行きますヨ!
小さい秋みつけた、か?
注目のイカ3種開幕
今回ピックアップするのは今月から本格スタートしたイカ3種、ヤリイカ、アオリイカ、スミイカです。
ヤリイカはすでに城ケ島沖で釣れ始まっていて、10月より小田原出船にて狙う小田原南沖が解禁。まだまだ小さいヤリイカの微妙〜な乗りを1杯ずつ、確かめるように釣る展開。数を狙う、というよりも、初モノのヤリイカを愛でる、釣りです。
アオリイカは三浦半島佐島、相模湾葉山、真鶴、宇佐美、そして新潟〜能登の日本海側にて開幕。釣り方はティップランで、まだ小型主体に試運転、といった感じ。
▲相模湾真鶴岩港・第二緑龍丸Facebookページより。この顔にピンときたらアオリイカ(川柳かいっ)
この釣りは釣りの巧拙が釣果に出るので、現況ではウマい人で10杯、不慣れな人やドツボにハマると0もありえます。
また、三浦半島長井の小見山丸では10月22日より出船開始。期待しましょう!
▲東京湾奥浦安・吉久ホームページより。墨を吐かれそうで見ているこちらもドキドキです
で、スミイカ(コウイカ)ですよ。東京湾ではテンヤと餌木、2つの釣り方で出船するのですが、目下、出船しているのは「餌木スミイカ」のほう。
こちらも釣り手(道具)の差が出るうえ、席も関係してくるので、アオリイカのティップラン以上に釣果に差がでます。
例えば、浦安の船宿では出船初日が25〜0、翌日は10〜0。ポイントを探りながらの釣果ですので模様は悪くない、と言えそうですが、0があることだけは忘れず、心してかかりましょう。
不安、でもスミイカ釣りたい! と言う人は、ぜ〜ったいに船長の言う釣り方、コツを真似してくださいね。
サカナではヒラメ、フグ、
東京湾のタイラバが爆発?
イナダ満開
キハダは異次元にトリップ!
魚では大原〜太東と、片貝のヒラメが全面解禁、好調に釣れています。
大原ではフグも好調、東京湾もぼちぼち秋の「ヨリ」に期待したいところ。
そして、この秋は東京湾のタイラバがスゴイ!
▲東京湾奥金沢八景・野毛屋 Facebookより。表紙のようなカッチョいいカット。モデルもマダイも構図も完ぺきです!
9月下旬から10月頭にかけての大潮回りでは、海堡〜航路〜鴨居周辺を狙うタイラバ船がこぞって好調、なんつったってあーた、ツ抜け目前ですよ!
次回のチャンスは10日の中潮あたりからとなりそうですが、注目でっせ!
一方、あたしゃアタリがなくちゃ嫌なの! という人には相模湾のイナダが超オススメ。初めての友人と行くとしても◎、食べてもオイシイです。
で、やはり触れないワケにはいきません、相模湾のキハダ。
一時低迷したものの、小田原沖からポイントを沖に移しつつ今週中頃から再上昇。70キロ級がいつ上がってもおかしくない状況で、今日のシケの後、いっとき水温が低下したとしてもまだまだ留まりそう。
思えば、数年前はキハダが留まるには海水温24度が目安と言われていましたが、相模湾ではそれ以下でもガンガン釣れて、20度でも釣れた年があります。
記録的な好調となった今年も、その例にあてはまる可能性が高いハズ。いつか周年の釣りになりそうで恐いですよ、わたしゃ。
さあ、明日は風もやんでナギ予報。観測史上10月の最高気温を更新しそうな暑さになるそうですから、暑さ対策を忘れずに楽しみましょう。
それでは皆さん、よい週末を!