◎沖藤武彦
大人も子供もいつが休みなのか分からない今日このごろ、皆さま、イカがお過ごしでしょうか? コロナ騒動でなぜか運動不足、体重だけが順調に増えている沖藤です。とほほ。
とほほといえばマラソンですよ。まあ、仕方ないんですけどね、エントリーしていた大会が2つ続けて中止、もちろん参加費なんて帰ってきません。こんなことなら船代にすればよかったってもんです。
あ、いけね、愚痴っちまった。こんなときだからこそ、明るくイカなきゃね!
暗ーい空気を吹っ飛ばす
爆釣ヤリイカ満船必至!
さて! この週末も関東の沖釣りはヤリイカが一番人気間違いなし。なにせ、コロナ騒動で世の中が一斉に萎縮した先週、爆釣模様の内房〜南房は全船満船。もうね、釣り人のエネルギーってのはすごいですよ、頼もしい!
▲内房勝山港・新盛丸ホームページ・釣果速報より
しかも週が明けたら鹿島〜日立の茨城、九十九里もヤリイカがグインと上昇、とくに茨城は水深80メートルを切りそうな勢いなので、ライトヤリイカやイカメタルも楽しみ!(必ず予約時に聞いてみてくださいね)。
▲茨城県鹿島港不動丸・小塙船長のFacebookページより
でですよ、今日、三浦半島からの出船ではスルメ交じりでバリバリモード。今や歴史的不漁で水産界ではマボロシ化しつつあるスルメイカがじゃんじゃん干されている船の画像、もうこれは強烈ですわ!
▲三浦半島剣崎松輪港・一義丸・北風船長のFacebookページより。釣り人は横浜の料理店「ジャパニーズダイニング凪」の小島社長。うう〜飲み行きてえ!
とまあ、イカ軍団が盤石強烈なんですけどね、実はこの週末、ドカンと釣れちゃいそうな釣り物もたくさんあるんです。
大本命があるからこそ輝く穴狙いはこれ!
圧倒的な、太陽のように燃える本命があるときこそ、月のごとく輝くのが「穴」な釣り物。
ん、月? そうです。月とくれば潮、見てくださいよ、潮汐表。今週末から大潮なんですよ!
大潮がチャンスになるといえば、そう、
東京湾のタイラバです。
季節は春彼岸の前週、高めに推移している今年の水温から考えれば、もう大ダイが爆食いしてもおかしくありません。
いわゆる外海はそれほど潮回りに左右されませんが、満月の前後は何かが起こるもの。大原なんてイワシの回遊も含めて期待しちゃいます。
▲ちょうど一週間前、外房大原で中ダイがヒットしたタイラバ。釣り方etc.詳しくは次号で紹介します
で、大潮つながりでいえば、
東京湾のトラフグ。
こちらも注目です。ヒガンフグはもう産卵ですから、おのずとショウサイかトラになるわけですが、今年は早い段階から30センチ前後のトラフグが久里浜沖などでよく釣れています。
このサイズ=30センチ前後=は、年齢でいうと1歳前後。ってことは、昨年、東京湾で産卵、ふ化した個体や、種苗放流された個体が帰ってきたという可能性も考えられるわけです。
▲三浦半島鴨居大室港・一郎丸・釣果ページより
(産卵については昨年、久里浜沖でプランクトンネットにてトラフグの卵が採取され、科学的にも再生産が裏付けられています)。
だとすれば、来年、再来年、東京湾ではさらにトラフグ釣りが楽しめそうなわけです(もちろん釣りきらなければ)。
で、ですよ。ここからが肝心。
トラフグが産卵に参加するのは2〜3歳といわれているので、ここまで釣れていたトラちゃんたちは、昨年、産卵に参加して釣れ盛ったオトナたちの群れではないはず。
で、そのアダルトでビッグなトラフグたちが東京湾に入ってくるとすれば、昨年までのデータを見ても、これから、3月下旬以降なんです。
で、週末からは春彼岸前の大潮。つまり、
リアルXデーが、くるかも……!ってわけです。
妄想かき立てられた方はぜひ、最新号(マルイカの表紙のやつです)に載っている仕掛けと釣り方を見てからおでかけくださいね!(宣伝)
そのほか輝ける大穴候補としては、餌木シャクリもティップランも、1キロ級が出船するたびに釣れているアオリイカ!に開幕以来順調に釣れている東京湾のマゴチ!
▲内房富津・川崎丸・飯塚船長のFacebookページより。山ピー、さすが!
そのほか、アジもシロギスもヒラメもアマダイも、おっと、マルイカだってそろそろグインときますよ!
どうです? 考えるだけでテンション高まるでしょ?
というわけで、私は明日の土曜日、このオトコたちとマゴチに行ってきます!
@レブステーキ(実籾駅前。ここのサガリは伝説的なうまさです)
ここのステーキを食べさせると、だいたいみんな、無茶な企画でも、無茶な日程でもオッケーしてくれるんですよ。へへへ。
てなわけで、肉食って結局また体重が増えた沖藤でした。
それではみなさん、明るい週末を過ごしてくださいね!
(マゴチポイントで会ったら手を振ってね〜)