◉沖藤武彦
さてさて、先々週の編集日誌(詳しくはこちら)で紹介した「エコスカート」。
▲これ。皮製で自然にかえるよエコスカート
小田原出船のアマダイ釣りでは根岸発行人が、勝浦興津沖のSLJでワタクシがその効果を実感。
ちょうど年末に平塚の庄三郎丸さんにアマダイ釣りへ行くことになったので、追跡調査をしてきましたよ。
で。アマダイ釣りではエコスカートもそうだけど「水中ライト」の効果って「謎」じゃありません?
▲すべて点滅式でこのほかグリーンなど。ワタクシは個人的に付けない派ですけど
人によって「効果あり」「関係なし」と、意見が分かれます。
まあ、エコスカートと水中ライトを同時に使っちゃうとどちらの効果か分かりませんから、順次使っていくことにする予定。
そして今回はさらに、
「ホタルイカだよホタルイカ。アマダイに効くんだよ、試してみ」
釣りビジョンでしたかね、秋田のアマダイ釣りではホタルイカがオキアミ以上に釣れていたと根岸発行人。
まあ、過去にぜっっっったいだれか試したうえで相模湾はオキアミが定着しているハズと思いつつ、根岸発行人のアマダイ=ホタルイカ=特エサと信じている様子から、一度試してみることに。
▲年末に24時間営業している上州屋戸塚原宿店で行きがけに購入してきましたよ。
そしていざ、実釣。
当日は釣りバカレーサー・高木真一さん、ひとみさん夫妻と、レース関係の御大2名の計5人でのアマダイ釣り。
「面白そうですね! 水中ライト試しましょう!」
とテンション上がった高木選手でしたが、隣の常連Fさんに朝のあいさつとともに開口一番
「アマダイ釣りは何も付けないのがイチバン!」
と宣言され、あえなく水中ライト装着を断念。
ホタルイカも見えない所に隠して、いたって普通のアマダイ釣りに。
と、いうわけで、まずはワタクシが
エコスカート(赤)のみ上下のハリに装着
ひとみさんはエコスカート(ケイムラ)を上バリに装着
で釣り開始。
他の3人は無印良品状態。
すると……
アマダイ
オニカサゴ
アマダイ
またアマダイ
と、それぞれ1尾、2尾と釣っていくのに
エコスカート装着の我われにはアタリがなーい!
きたと思えばヒメジさん。
うーむ……胴の間だからとか、言い訳を探し始めている時点で
だめじゃん!
しかも高木さんは常連Fさんのアドバイスどおりに何も付けない仕掛けで3尾目。そりゃ、水中ライト付けないわな。
と、いうわけでワタクシが水中ライト投入。
こうなりゃ水中ライトとエコスカートのミックスですよ。
すると……
良型のオニカサゴ
そしてなんとアンコウ!
え? 全部、
水中ライトを付けていない人にヒットしてますがな!
だれだよオニカサゴ釣りには水中ライトが必携とか言ってるのは。アンコウまで水中ライト無視してるじゃん……。
いやいや、モチロン状況によるのでしょうけどね。
そんな中、ひとみさんが良型のダブル。
で、よく見るとホラ!
1尾はエコスカート付きのエサを食ってます!
でもさ、この時点までワシら5人で10尾釣っていて、エコスカートに食ってきたのは
たったの1尾。
5人のうち2人しかエコスカート付けてないけど、どー考えても効果なさそう。
ま、状況によるってことだな。うん。
なんて納得しているワタクシには……
ダイナンウミヘビ
仕掛けぐっちゃぐちゃっすよ。
「水中ライトが呼んだんじゃないっすか」と訝しがる隣のU氏に
「いや、そいうとは言い切れません」と言いつつ
またもダイナンウミヘビ。しかもU氏の道糸に絡み付く始末(すみません)。
ちなみにこの日、ダイナンウミヘビを掛けたのは、ワタクシと隣のひとみさんだけ。だはは。
終わってみれば
5人で計18尾(または19尾)釣り上げたアマダイのうち
エコスカート付きに食ってきたのは2尾。つまり、
2/18
そうそう。沖揚がり前にようやく釣れたんですよ。
▲もはや目的と行為が入れ替わってますがな
とはいえ、当日の結果だけ見ると……
エコスカート効果見られず、惨敗。
で、モチロン途中から高木さんとワタクシでホタルイカも試しました。
その結果
ホタルイカはアタリゼロ。
あくまでこの日だけの結果ですけど、圧倒的というか、比べる必要もないほど、オキアミのほうがアタリが多かったですわ。
そして言うまでもなくこの日水中ライトは効果なし。
え? ピカピカじゃないからだって?
ピカピカといえば、カワハギ釣りでお馴染みのこれですよね。
小型LEDが数個、点滅するヤツ。
ピカピカオモリについては、初釣りのマコガレイ釣りで、ライトの色とともに試してきましたよ、ええ。
▲地元船橋沖で緑のピカピカライトと、懲りずにエコスカートを投入。マコガレイを狙ってみました
この顛末は1月15日発売の『隔週刊つり情報2月1日号』にて紹介しております。
ぜひ、ご覧ください。
とまあ、ワタクシは納竿と初釣りで慌ただしく新年を迎えたわけですが、皆さまはいかがでしたか?
今年も一年、安全に、ほどよい釣果で釣りを楽しめますよう、願っております。
そうそう!
新春プレゼントと「沖釣り川柳は」今月いっぱい募集しております。初釣りネタ含め、皆様からのご応募をお待ちしております。
ではでは、週末の釣りは足元に気をつけて!